<概要/Course Content Summary>
このゼミでは,主に戦後日本政治史に関する文献の輪読,発表および議論を行います。講義を通して,日本政治史研究の通説や最新の動向などの基礎的な知識や,史資料へのアクセス・データベース活用方法などの基礎的な手法への理解を深めてもらいます。同時に,本や議論から得た情報を的確に理解する(読む・聞く)ことや,他者に分かりやすく説明する(書く・話す)ことなど,社会の多くの場で必要とされるスキルを訓練・実践してもらいたいと思います。 輪読する文献に関しては,初回講義時に文献リストを提示しますので,その内から受講者の皆さんと相談して決定する予定です。文献リストは,日本政治史研究者によって執筆された新書や選書を中心に構成されています。 また,3年次演習への展開も重視します。そのため,講義最終週には,次年度以降の研究構想を発表・提出してもらいます。なお,他の2年次演習クラスとの合同ゼミも実施予定です。
<到達目標/Goals,Aims>
・日本政治史研究の基礎的な知識や手法を理解できるようになる。 ・情報を的確に理解し,他者に分かりやすく説明できるようになる。 ・次年度以降に繋がるような研究上の「問い」を見つけられるようになる。
<授業計画/Schedule>
(実施回/ Week)
|
(内容/ Contents)
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
|
(実施回/ Week)
1
|
(内容/ Contents)
講義の紹介。 発表用文献,発表担当者の決定。
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
講義内容の復習
|
(実施回/ Week)
2
|
(内容/ Contents)
基本史資料へのアクセス,データベース活用方法等についての説明。
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
文献発表の準備,講義内容の復習
|
(実施回/ Week)
3-14
|
(内容/ Contents)
文献の発表,議論。
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
文献発表の準備,文献の熟読,講義内容の復習
|
(実施回/ Week)
15
|
(内容/ Contents)
次年度以降の研究構想に関する発表。 講義の総括。
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
研究構想発表の準備,講義内容の復習
|
受講者と相談の結果,授業計画を変更する可能性があります。
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
平常点(出席,発表,発言等)
|
80%
|
指定文献を的確に理解し,それを他の受講生へ分かりやすく説明できているかを重視します。 また,講義内での積極的な発言も評価します。
|
提出物
|
20%
|
講義最終週に,次年度以降の研究構想をまとめたレポートを提出してもらいます(A4・1枚程度)。
|
<テキスト/Textbook>
初回講義で提示予定の文献リスト内から,受講者と相談の上決定します。
|