シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10307701-153 

△2年次演習(知的財産法)-153
Seminar for Sophomore-153
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  演習/Seminar

  山根 崇邦

<概要/Course Content Summary>

 本演習では,知的財産法に関する裁判例を取り上げる予定です。知的財産法の世界では,新しい法律問題が次々と生じており,裁判所の果たす役割が非常に大きいということができます。 
 
 例えば,最近ですと,「音楽教育を守る会」が,作曲家などの著作権を管理するJASRACに対して,音楽教室内での楽曲の演奏について著作権使用料を支払う義務がないことを確認するための訴訟を提起して,話題になりました。 
 著作権法は,楽曲を「公衆に直接聞かせることを目的として」演奏する場合には,著作権の効力が及ぶ旨定めています。では,音楽教室内での楽曲の演奏は,公衆に直接聞かせることを目的とした演奏に当たるでしょうか。様々な解釈が可能であり,「正解」はありません。皆さんはどのように考えるでしょうか。裁判所はどのように判断するでしょうか。 
 
 このように知的財産法をめぐる議論は,"ワイワイ・ガヤガヤ"たえず活気に満ちていて,議論がやむことはありません。ぜひ皆さんと一緒に,様々な知的財産法の問題を考えていくことができればと思います。 
 
 このほか,ゼミの恒例行事として,OB・OGによる就活ガイダンス,3・4回生との交流会,食事会等があります。 

<到達目標/Goals,Aims>

 学生が,知的財産関連裁判例を素材として,事案と判旨の分析,関連判例や学説の調査,レジュメの作成,報告のマナー等を修得し,討論の方法を身につけることを目標とする。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
 
(実施回/ Week) 第1回  (内容/ Contents) オリエンテーション 
(ガイダンス,自己紹介,班分けなど) 
(授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 第2回  (内容/ Contents) 報告の仕方,資料の調べ方,報告の割り当てなど  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 第3~6回  (内容/ Contents) 著作権法の復習,問題演習  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 第7~14回  (内容/ Contents) 判例報告,模擬裁判  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 第15回  (内容/ Contents) 総括  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 授業時間外の学習  (内容/ Contents) 毎回,裁判例や教科書の関連箇所に目を通すこと。  (授業時間外の学習/ Assignments)  

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点  100%  (出席,報告内容,討論への参加を重視する) 

<テキスト/Textbook>

駒田泰土=潮海久雄=山根崇邦  『知的財産法Ⅱ 著作権法(有斐閣ストゥディア)』 (有斐閣、2016年)

 

<参考文献/Reference Book>

授業中に適宜紹介する。

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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