2020年度

＜概要/Course Content Summary＞

この演習では，最高裁判所の代表的な判例や，最近の注目すべき裁判例などをもとに，日本国憲法に関する様々な論点について，基本的な理解を深め，法的思考の基礎を養いたいと考えています。また，裁判所見学や他大学との合同ゼミなど，課外活動的な学習も折り込みながら，法的な考え方を総合的に学習することを目的とします。

＜到達目標/Goals,Aims＞

代表的な最高裁判例で問題となった事実を前提に，毎回，討論（ディベート）形式で憲法問題を検討することで，憲法に関する基本知識を深め，学生どうしの討論を通じ，討論・対話能力を養い，法的思考を意識的にできる姿勢を涵養することを目指します。具体的には，人数にもよりますが，受講生で班分けをして，事例問題を素材に，それぞれが合憲・違憲の立場に分かれ，主張・立論してもらい，憲法問題についての基本的理解を深めてもらえればと思っています。

＜授業計画/Schedule＞

内容は変更することがあります。また，時間外の予習等については開講時におって指示します。授業時間外の学習としては，上記項目について，関連する判例などを事前に読んでおいて下さい。発表にあたったときは，関連する判例のほか，その論点に関する文献や概説書の該当箇所なども読んで，理解を深め，その成果を発表して下さい。

＜成績評価基準/Evaluation Criteria＞

毎回きちんと出席し，課題の発表が求められる際には，班員で協力して研究して発表してください。また，発表に当たっていない場合でも，討論には積極的に参加してください。

＜テキスト/Textbook＞

＜参考文献/Reference Book＞

※そのほかの参考文献は，テーマに即して適宜指示します。