シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10307701-132 

△2年次演習(法思想史)-132
Seminar for Sophomore-132
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  演習/Seminar

  戒能 通弘

<概要/Course Content Summary>

※この授業は対面形式で実施します。(なお,もし感染状況等により対面の実施ができなくなった場合は,Zoomによるリアルタイムオンライン形式で実施します)。 
本演習は,哲学,歴史,文化,宗教,社会など幅広い視点から法について考えることを目的としています。より具体的には,法とは何か(法はルールか強制か,国際法は法なのか),法と道徳の関係(悪法も法と言えるのか),自己決定権とパターナリズムの問題(シートベルトの強制,クーリング・オフ制度などの根拠),リーガル・モラリズムの問題(法による道徳の強制,同性愛行為の処罰,中絶は合法か),キリスト教と法,イスラム教とイスラム法(イスラム教における政教分離の問題,トルコのEU加盟の試み),日本人の法意識(日本人は本当に裁判嫌いなのか,隣人訴訟),正義論(国家・法が目指すべき正義とは何か,福祉国家か最小国家か,貧困国に対する援助の義務はあるのか)といった諸問題について考えます。また,レジュメの作り方,報告・討論の仕方,レポートの書き方など,ゼミに必要な素養についても指導します。 
なお,テキストは用意しますが,できるかぎり,担当者の関心に沿ったテーマで報告していただけるようにします。理解を深めるために,ビデオの鑑賞も数回予定しています。学期末には,ゼミの内容と関連したレポートを提出していただきます。

<到達目標/Goals,Aims>

法律が関わる現代社会が抱える様々な問題について,より論理的な観点から考察できるようにする。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) オリエンテーション,学生カード記入,自己紹介  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ビデオ鑑賞,班分け,班ごとの分担の決定  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 3~12  (内容/ Contents) テキスト(配布文献)の報告,質疑,討論  (授業時間外の学習/ Assignments) 報告の準備,テキストの予習など。 
(実施回/ Week) 13,14,15  (内容/ Contents) 学期末レポートに関する中間報告  (授業時間外の学習/ Assignments) 報告の準備。 

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,発表,グループ作業の成果等)  58%  出席,報告内容,説得力のある意見が言えているか。 
期末レポート試験・論文  42%  扱う問題についての従来の議論の理解とともに,自分なりの視点を持って問題が考察できているか。 

<テキスト/Textbook>

  講義開始時に配布します。 

 

<参考文献/Reference Book>

深田 三徳・濱 真一郎編  『よくわかる法哲学・法思想』第2版 (ミネルヴァ書房、2015)
 

 

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