シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10307701-126 

△2年次演習(日本法史)-126
Seminar for Sophomore-126
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  演習/Seminar

  西村 安博

<概要/Course Content Summary>

「日本法史」に関する諸問題について総合的に考察する。 
演習の方法は,参加者の報告と質疑応答を基調とすることにより進めて行きたい。具体的には,昨今注目を集めて一般に普及している書物をはじめ著名な書物や論文等の中から一つを選んで,これを丁寧に読み進めていくことを考えている。演習はいうまでもなく,和やかな雰囲気で進めたいと願っているし,教員と参加者の間ではもちろんのこと,参加者同士の間でも率直な意見交換が出来るように導いていきたいと思っている。 
「日本法史」(「日本法制史」)は,今日に至るまで様々なかたちで存在した「日本法」の実態について法律的あるいは歴史的な関心をもってその解明を目指そうとするものであるとともに,「日本法」が辿ってきた歴史的な過程を総体的に捉えようと試みる学問分野である。 
この演習では,「日本法史」に潜んでいる「面白さ」を参加者が少しずつ「実感」していくことを目指して行きたいと願っている。このような意味においても,折に触れて史跡の見学や博物館・資料館等の参観も行いたいと考えている。 
法学部に身を置いて現行法を主な対象とする法律の勉強を基盤にしながらも,「法」の有する意義について歴史的な関心から幅広く考えてみたいと思っている諸君の積極的な参加を大いに期待している。なお,「世界史」のみを履修していて「日本史」を履修していない諸君であっても参加にあたっては全く問題ないので安心して欲しい。 
なお,3年次演習では,毎年夏休み期間(8上旬〜9月上旬)を利用して関東地区の諸大学(東京大学,立教大学,青山学院大学など)が実施しているOxford Summer Seminar(Christ Church, University of Oxford, Clare Hall, University of Cambridge)に参加を希望する学生も募っている。イギリス法をはじめとする外国法に関する学部生向けの講義が現地の第一級の教授陣によって行われる絶好の機会です。詳細については担当教員までお問い合わせ下さい。

<到達目標/Goals,Aims>

「日本法」の抱えている歴史的かつ現代的な意味における諸問題について,法律学的あるいは歴史学な関心にとどまることなく,国際的視野からも幅広い理解を得ることが出来るようになる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 第1回  (内容/ Contents) オリエンテーション(演習の「趣旨」確認および授業の「計画」等に関する相談)  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業計画を念頭に資料収集およびレジュメ作成の計画を立てる 
(実施回/ Week) 第2回〜第14回  (内容/ Contents) 個別報告および討論  (授業時間外の学習/ Assignments) 配付資料およびレジュメに関する読み込みと論点の整理 
(実施回/ Week) 第15回  (内容/ Contents) まとめ  (授業時間外の学習/ Assignments) これまでの学習内容を各自が点検する 

演習の内容と進行については,受講者と相談の上,決定する。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点  100%  出席状況・報告内容の充実度・質疑応答をはじめとする演習への参加態度の積極性を中心に評価する。 

<テキスト/Textbook>

使用するテキストは初回の授業で指示するか,あるいは印刷したものを配布する予定。

<参考文献/Reference Book>

初回に提示する。

<参照URL/URL>

法制史学会ホームページ 
一定時期以降に公表された法制史学全般にわたる研究文献の検索が可能である。 
 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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