シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10307701-116 

△2年次演習(行政学)-116
Seminar for Sophomore-116
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  演習/Seminar

  市川 喜崇

<概要/Course Content Summary>

 2年次演習の目標は,現代日本政治についての全般的な理解を得ることである。また,このゼミを通じて,学生は,報告,レジュメの作成,レポート作成などの技法を修得することになる。 
 ゼミの内容であるが,55年体制,後援会,1994年の衆議院選挙制度改革,自民党の下野と政権復帰,族議員,立法過程,自民党の友好団体などについての文献を読み,ゼミ生同士で議論をする。ゼミの後半では,具体的な政策過程を取り上げ,現代日本の政策形成過程について考察する。 
 3年次以後のことも考慮し,地方自治研究に向けた導入や文献案内等も行う。 
 3・4年次演習では,①政治過程・政策過程分析(日本または外国),②行政の組織と管理,③地方自治のいずれかの中から,各人が個人テーマを決めて報告を行ない,ゼミ論(4年次は卒論)を作成する。 
 現代政治コースの中での本ゼミの位置づけと特色は,他のゼミの担当者が基本的に投票行動・政治意識・選挙過程などの研究者であるのに対して,当ゼミの担当者が行政学の研究者である点にある。政策の立案と実施で官僚制が大きな役割を果たしている現代社会にあって,官僚制への理解は,政策過程の理解にとって不可欠である。 
 このゼミでは,政策過程の理解に特に力点を置く。 
 
「官僚制と政治」は必ず受講すること。また,昨年度「現代民主主義論」未受講の学生は,必ず受講すること。 
 
 例年,開講後の10月に同志社びわこリトリートセンターで3・4年次生との合同合宿をし,そのほかに数回のコンパをしている。今年度については未定であるが,最低でも2回はコンパをしたいと考えている。 
 ゼミの活動内容については,市川のウェブサイトも参照されたい。 
 
 言うまでもないことであるが,ゼミの無断欠席は厳禁である。

<到達目標/Goals,Aims>

現代日本政治についての基本的理解を得る。 
ゼミでの報告と議論のしかたを学ぶ。 
報告レジュメの作成の方法を修得する。 
専門書を読む力を身につける。 
種類の異なるレポートを作成する力を身につける。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 1  (内容/ Contents) オリエンテーション  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 2  (内容/ Contents) 55年体制(日本政治の基本理解①) 
:課題文献の内容把握と議論 
 
(授業時間外の学習/ Assignments) 報告者は報告の準備 
その他の学生は,課題文献を読んでくる。 
レポートの準備・執筆 
(実施回/ Week) 3  (内容/ Contents) 後援会(日本政治の基本理解②) 
:課題文献の内容把握と議論 
(授業時間外の学習/ Assignments) 報告者は報告の準備 
その他の学生は,課題文献を読んでくる。 
レポートの準備・執筆 
(実施回/ Week) 4  (内容/ Contents) 選挙制度改革と1996年総選挙 
(日本政治の基本理解③):課題文献の内容把握と議論 
(授業時間外の学習/ Assignments) 報告者は報告の準備 
その他の学生は,課題文献を読んでくる。 
レポートの準備・執筆 
(実施回/ Week) 5  (内容/ Contents) 2009年総選挙と自民党下野 
(日本政治の基本理解④):課題文献の内容把握と議論 
(授業時間外の学習/ Assignments) 報告者は報告の準備 
その他の学生は,課題文献を読んでくる。 
レポートの準備・執筆 
(実施回/ Week) 6  (内容/ Contents) 立法過程(日本政治の基本理解⑤) 
:課題文献の内容把握と議論 
(授業時間外の学習/ Assignments) 報告者は報告の準備 
その他の学生は,課題文献を読んでくる。 
レポートの準備・執筆 
(実施回/ Week) 7  (内容/ Contents) 族議員(日本政治の基本理解⑥) 
:課題文献の内容把握と議論 
(授業時間外の学習/ Assignments) 報告者は報告の準備 
その他の学生は,課題文献を読んでくる。 
レポートの準備・執筆 
(実施回/ Week) 8  (内容/ Contents) 自民党の友好団体と地方議員 
(日本政治の基本理解⑦):課題文献の内容把握と議論 
(授業時間外の学習/ Assignments) 報告者は報告の準備 
その他の学生は,課題文献を読んでくる。 
レポートの準備・執筆 
(実施回/ Week) 9  (内容/ Contents) ディスカッション①:第2~8回を受けた議論 
ディスカッション②:地方分権と福祉国家~課題文献に基づく議論 
(授業時間外の学習/ Assignments) レポートの準備・執筆 
(実施回/ Week) 10~13  (内容/ Contents) 自民党一党優位体制と政策過程~専門書を読む 
:課題文献の内容把握と議論 
(授業時間外の学習/ Assignments) 報告者は報告の準備 
その他の学生は,課題文献を読んでくる。 
レポートの準備・執筆 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) ディスカッション③:第10~13回を受けた議論  (授業時間外の学習/ Assignments) レポートの準備・執筆 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) まとめ  (授業時間外の学習/ Assignments)  

授業計画については,一定の範囲内で変更する可能性がある。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,発表,グループ作業の成果等)  50%  出席,報告の良し悪し,議論への貢献度。 
期末レポート試験・論文  50%  本ゼミの学習成果をふまえ,自分なりの議論を展開できているかどうか。 

<テキスト/Textbook>

テキストと参考文献は,ゼミの時間に提示する。 

<参照URL/URL>

 担当者のウェブサイト 
 
 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
Copyright(C) 2020 Doshisha University All Rights Reserved. 無断転載を禁止します。