シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10307701-112 

△2年次演習(刑法)-112
Seminar for Sophomore-112
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  演習/Seminar

  川崎 友巳

<概要/Course Content Summary>

この演習では,刑事法の中でも,とくに現代社会の動向と密接に結びついたテーマを毎回1つ取り上げ,そのテーマでは一体何が問題になっていて,その問題を解決するにはどうすれば良いのかを一緒に検討していきたいと思います。 
演習のテーマは,広く刑事法に興味を持ってもらうことを目的としています。また,報告は,班単位で行うことを想定しており,その準備は,グループワークの貴重な経験になり,さまざまな進路を考えている方にとって有益な経験になります。したがって,予備試験やロースクール進学希望の方だけでなく,公務員や民間企業への就職を進路と考えている方にも,有益な内容になっていますので,将来の進路に関わらず,興味のある皆さんは,受講して下さい。 
報告だけでなく,いろいろなゼミの活動に積極的に取り組む意欲をもつ者の参加を歓迎します。

<到達目標/Goals,Aims>

刑法の基本原理・基礎概念を理解できるようになります。 
現代社会に密接に関連した刑法上の課題を理解できるようになります。 
報告の準備を通じて,グループワークで的確に自らの役割を果たすことができるようになります。 
物事を,多面的に捉え,論理的に分析することができるようになります。

<授業計画/Schedule>

授業は15回行います。学期の前半は,班単位での報告準備(グループワーク)に十分な時間を当てたいと考えています。 
テーマごとに担当の班をあらかじめ決めておき,毎回1つのテーマについて報告してもらいます。報告には40分程度を割き,残りの時間を班ごとの討論などにあてることにします。具体的なテーマは,登録者と相談して決めたいと考えていますが,少年犯罪,企業犯罪,インターネット犯罪,脳死と臓器移植,安楽死・尊厳死,犯罪被害者対策,犯罪報道,死刑などのテーマを予定しています。 
 毎週の授業時間以外にも,報告の準備には,班単位で,あるいは個人で,多くの時間を割く覚悟で臨んでくれることを望んでいます。また,コンパなどを行い,ゼミ生間の交流も深めていきたいと考えています。こうしたゼミのあらゆる行事に積極的に参加する意欲のある者の参加を望んでいます。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,発表,グループ作業の成果等)  80%  発表担当の際の取り組み方および毎時間のディベイトへの参加姿勢(毎回出席は当然の前提とする)を10段階で評価し,5倍にする。 
期末レポート試験・論文  20%  問題意識,着眼点,従来の議論の整理,自説の展開がなされているかを10段階で評価し,5倍にする。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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