<概要/Course Content Summary>
主として民法総則・物権法(総論部分)の領域から基本的な問題を毎回一つとり上げ,議論することにより,法律的な考え方の基礎を身につけることを目指します。 参加者にはそれぞれテーマを選んで報告してもらいます。報告は,報告者(人数が多い場合は報告班)がレジュメを用意し,それに基づいて行ないます。報告の準備の過程で,さまざまな文献の性格,所在,使い方などを知り,ある法律問題について基本的な調査をする能力を身に付けてもらいたいと思っています。 その日に報告を担当しない参加者には,講義を聞いた時のノート・レジュメ・教科書などで自分の知識を再確認するとともに,民法判例百選Ⅰの当日取り上げるテーマを扱った箇所を読んだうえでゼミに臨むことをお願いしています。 報告者には,他の参加者が一応基本的な知識は持っていることを前提に,日頃の授業やその予習・復習で扱うよりも深く判例の変遷や学説の議論などに分け入っていただき,自らが理解したことをゼミ全体で共有する姿勢で臨むことを期待しています。
<到達目標/Goals,Aims>
ある法律問題について深く調べるという経験を通して,法律的な思考の基礎を身につけることを目指します。
<授業計画/Schedule>
(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
1
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(内容/ Contents)
導入
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
2-15
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(内容/ Contents)
報告と討論
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(授業時間外の学習/ Assignments)
報告担当者は報告の準備 その他の参加者はテキストの関係する箇所の予習
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受講者と相談の結果,授業計画を変更する可能性がある
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
平常点
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100%
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出席,議論への参加の活発さ,および報告の良し悪しにより評価します。
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<テキスト/Textbook>
潮見・道垣内編 『民法判例百選Ⅰ-総則・物権-』第8版
(有斐閣、2018)
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