シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


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△日本裁判法史
Japanese Judicial Tradition
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  西村 安博

<概要/Course Content Summary>

「日本法史」(「日本法制史」)は,こんにちに至るまで様々なかたちで存在した「日本法」の実態について法律的あるいは歴史 的な関心をもってその解明を目指すとともに,「日本法」が辿ってきた歴史的な過程を総体的に捉えようと試みる,法律学に おける一分野である。 
「日本法史Ⅰ」では,「日本法史」における「裁判制度」および「訴訟手続」などの問題に関して,前近代(江戸時代以前)および近代(明治維新以降)において見られる諸法を素材として検討する。具体的には,古代における律令,中世における武家法,近世における江戸幕府法,さらには近代における諸法典を軸に解説を試みていくことになる。  
なお,この講義は,1年次生を対象として開講されたオムニバス講義「法と社会」の中で取り扱った内容を踏まえて,その内 容をさらに発展的に理解することも目標に据えるものである。

<到達目標/Goals,Aims>

日本法制史上の諸問題に関する基本的な理解を習得することができる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 第1回  (内容/ Contents) 講義の趣旨および概要に関する説明  (授業時間外の学習/ Assignments) 次回の講義内容の予習 
(実施回/ Week) 第2回  (内容/ Contents) 近代における裁判制度の特色(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義内容の復習と次回の講義内容の予習(以下同様) 
(実施回/ Week) 第3回  (内容/ Contents) 近代における裁判制度の特色(2)  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 第4回  (内容/ Contents) 近代における裁判制度の特色(3)  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 第5回  (内容/ Contents) 近代における裁判制度の特色(4)  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 第6回  (内容/ Contents) 近世における法と裁判(1)  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 第7回  (内容/ Contents) 近世における法と裁判(2)  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 第8回  (内容/ Contents) 近世における法と裁判(3)  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 第9回  (内容/ Contents) 近世における法と裁判(4)  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 第10回  (内容/ Contents) 中近世移行期における法と裁判(1)  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 第11回  (内容/ Contents) 中近世移行期における法と裁判(2)  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 第12回  (内容/ Contents) 中世における法と裁判(1)  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 第13回  (内容/ Contents) 中世における法と裁判(2)  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 第14回  (内容/ Contents) 中世における法と裁判(3)  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 第15回  (内容/ Contents) 全体のまとめ  (授業時間外の学習/ Assignments)  

※講義計画の部分的な変更も生じ得る。また,講義の進行予定についてはその都度確認を行う。  
※学界で活躍中の他大学の教員を招聘し,講義時間を活用して講演会を行う場合もある。法制史学に関する最新の知見を得ることの出来る貴重な機会となるので,必ず出席して欲しい。出席者には講演の感想を書いてもらうことにより,出席点として加点したい。 
※講義の時間外の学習においては,基本的に「教科書」および配布資料(含参考論文)の予習・復習を求める。  
※講義で扱う参考資料(含参考論文)については,必要に応じて適宜,e-class にて提供するので,受講するに際しては指示さ れた資料をプリントアウトして持参すること。 
※法制史学上の学術用語をはじめとする様々な用語に関しては,本学図書館の HP 上で公開されている Japan-knowledge-plus(日本国語大辞典や國史大辞典などを含む総合的なデータ・ベース検索サイト)を活用すること。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

学期末筆記試験  100%  講義全体の内容が正確に理解出来ているか否かを確認する。 
 

学期末試験の成績によって評価する。 
1~2 回程度,短いレポートを課すこともあるが,提出者には成績評価の際に加点を行う。

<テキスト/Textbook>

村上一博=西村安博編  『(新版)史料で読む日本法史』 (法律文化社、2016年) 生協書籍部にて事前に購入し,初回講義には必ず持参すること。 

 

必要に応じて「講義資料」を準備し,e-class により配布する予定である。加えて,連絡事項に関しては DUET により配信す る。e-class および DUET の上で公開された連絡事項には常に注意しておいて欲しい。

<参考文献/Reference Book>

浅古 弘=伊藤孝夫=植田信廣=神保文夫編   『日本法制史』(青林書院、2010年)
 

石井良助  『新法律学演習講座 日本法制史』(青林書院、1959年)
 

石井良助  『日本法制史概説(改版)』(創文社、1960年)
 

その他の文献については,必要に応じて適宜提示する。 

<参照URL/URL>

法制史学会ホームページ 
一定時期以降に公表された法制史学全分野に関する文献を検索することが 可能である。 
 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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