<概要/Course Content Summary>
※この講義は,オンデマンドでの配信形式になります。講義に関する連絡については,Duetとe-classを確認するようにして下さい。 現代の日本の法,法システムを理解する上でも,西洋の法,法システムについての関心は必要不可欠です。そして,その西洋の法,法システムを支える法理論・法思想は,現代にいたるまでの数多くの法律家の法思想が結晶したものだと考えることもできます。本講義は,法思想史を学ぶことで,現代の日本の法,法システムについて,より理解を深めることを目標としています。 具体的には,古代ギリシア・ローマから中世までの法思想の大まかな流れを把握すると同時に,とくに重要だと思われる何人かの法律家の法思想について,詳細な検討を試みます。さらに,現代法にも関連する具体的なトピック(悪法論,自然法論,正義論など)についても講義します。また,理解を深めていただくために,動画の鑑賞も予定しています。 なお,講義のある毎週月曜日に,パワーポイントを用いた授業をzoomで録画して,Duetとe-classで,URLとパスワードをお伝え致します。各授業で用いるパワーポイントのファイルの1ページ目にURLとパスワードを記載しますので,録画にはそちらからアクセスして下さい。
<到達目標/Goals,Aims>
現代の法制度がどのように形作られてきたか,その際,法思想がどのような役割を果たしてきたか理解できるようにするとともに,法思想史の観点から現代の日本法のあり方について多角的な理解ができるようにする。
<授業計画/Schedule>
(実施回/ Week)
|
(内容/ Contents)
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
|
(実施回/ Week)
1
|
(内容/ Contents)
オリエンテーション,法思想史とは何か
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
|
(実施回/ Week)
[第一部 古代ギリシアの法思想]
|
(実施回/ Week)
2
|
(内容/ Contents)
古代ギリシア,ソフィストの法思想
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
テキストの当該箇所を事前に読んでくること。
|
(実施回/ Week)
3
|
(内容/ Contents)
ソクラテスとプラトン
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
|
(実施回/ Week)
4
|
(内容/ Contents)
動画の鑑賞(プラトンについて)
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
|
(実施回/ Week)
5
|
(内容/ Contents)
アリストテレスの法思想
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
|
(実施回/ Week)
6
|
(内容/ Contents)
アリストテレスの正義論
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
|
(実施回/ Week)
7
|
(内容/ Contents)
動画の鑑賞(アリストテレスについて)
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
|
(実施回/ Week)
[第二部 古代ローマの法思想]
|
(実施回/ Week)
8
|
(内容/ Contents)
ギリシア・ストア派と共和政ローマの法思想
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
|
(実施回/ Week)
9
|
(内容/ Contents)
キケロ・セネカと帝政期ローマの法思想
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
|
(実施回/ Week)
10
|
(内容/ Contents)
古代ローマ法と近代ドイツ法
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
|
(実施回/ Week)
[第三部 中世ヨーロッパの法思想・現代の日本法と西洋法思想史]
|
(実施回/ Week)
11
|
(内容/ Contents)
アウグスティヌスの自然法思想
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
|
(実施回/ Week)
12
|
(内容/ Contents)
トマス・アクィナスの自然法思想
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
|
(実施回/ Week)
13
|
(内容/ Contents)
「動画の鑑賞」と理解度確認のクイズの出題(Forms)
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
Formsによるクイズに1週間ほどで解答する。
|
(実施回/ Week)
14
|
(内容/ Contents)
現代の日本法と自然法
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
|
(実施回/ Week)
15
|
(内容/ Contents)
まとめ
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
|
第4回,第7回,第13回は動画を鑑賞してもらいますが,感想を提出いただくものではありません。 第13回目の週にFormsによる出席確認を致します。1週間程度で,クイズに答えていただく予定です。 第15回は,講義のまとめとレポート試験の説明をします。
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
平常点(出席)
|
10%
|
Formsによる出席確認。授業内容が理解できているか,クイズ形式で問います。
|
期末筆記試験
|
90%
|
授業のポイントを理解しているレポートを評価します。
|
出席点10%・・・第13回の週にFormsによる出席確認を致します。1週間程度で,クイズに答えていただく予定です。 レポート試験90パーセント・・・第15回にレポート試験の論題を出します。1000字程度(大学所定のファイル1枚以内)のレポートを1週間ほどで提出いただく予定です。
<成績評価結果/Results of assessment>
成績評価の見方について/Notes for assessment
登録者数 |
成績評価(%) |
評点 平均値 |
備考
|
A |
B |
C |
D |
F |
他 |
426 |
57.3 |
32.6 |
5.9 |
0.0 |
4.2 |
0.0 |
3.4 |
|
<テキスト/Textbook>
戒能通弘・神原和宏・鈴木康文 『法思想史を読み解く-古典/現代からの接近-』 (法律文化社、2020)
ISBN:4589041022
※テキストは10月上旬には刊行される予定です。刊行が遅くなり,恐れ入りますが,このテキストに沿って講義を進めます。
|
|
|
|
|