シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10307365 

△刑事裁判法
Criminal Procedure ( Trial )
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  河村 博

<概要/Course Content Summary>

 この講義は,刑事訴訟手続きのうち,起訴から裁判までの公判段階を中心に取り上げ,これに関する基礎的知識とともに判例・主要論点等を理論・実務の両面から総合的に説明します。強制捜査,取調等の刑事訴訟法Ⅰで取り扱った事柄,さらに特別法を含む刑事実体法等についても,必要に応じ,その都度ポイントを簡潔に説明し,刑事訴訟法全体の理解を深めることとしています。E-classにレジュメとその解説を掲載する方法で講義を行います。 
 主要論点で予定回に取り上げられなかった場合には順延することになります。期末に授業内評価で14回目に行う予定です。今のところ択一式と記述式の問題で,FORMS(DUETにURL掲載)での試験を予定しています。詳細は,評価が近づいた段階でDUETでお知らせします。 
 刑法総論・各論の既習が望ましいですが,上記の通り,授業内容で刑法に触れざるを得ないときは,その都度,そのポイントを簡潔に説明する予定です。 
 この講義は,半期独立のものですが,併せて刑事訴訟法Ⅰを履修されることをお勧めします。 
 

<到達目標/Goals,Aims>

刑事訴訟法の解釈・適用に関する体系的基礎的知識を習得し,関連制度及び規律の内容,体系的位置付けなどを正確に理解する。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 第1回  (内容/ Contents) 捜査・公判手続全体の概観(公訴提起,公判手続を中心に),公判手続きにおける理念,勾留・保釈等  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布されたレジュメなどで復習をお勧めします。以下同じ。 
(実施回/ Week) 第2回  (内容/ Contents) 起訴状をめぐる諸問題(被告人,罪名・罰条の特定,余事記載,予断排除原則等)  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 第3回  (内容/ Contents) 裁判所(公平性,管轄等)  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 第4回  (内容/ Contents) 訴因(機能,特定を中心に)  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 第5回~第6回  (内容/ Contents) 訴因変更の可否・要否  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 第7回  (内容/ Contents) 公判前整理手続  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 第8回  (内容/ Contents) 証拠法全般  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 第9回  (内容/ Contents) 同上  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 第10回~第11回  (内容/ Contents) 伝聞法則とその例外,自白  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 第12回  (内容/ Contents) 違法収集証拠など証拠法のその他主要論点  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 第13回  (内容/ Contents) 裁判の種類,上訴,非常救済手続,被害者保護  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 第14回  (内容/ Contents) 期末授業内評価  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 第15回  (内容/ Contents) 被害者保護(13回の続き)  (授業時間外の学習/ Assignments)  

学習効果を高めるなどのため各回の授業内容,授業計画を変更することがあります。中間評価は実施しません。期末評価のみとなりますが,授業内評価で金曜日(第14週)の16時40分からの授業時間内に解答していただく,春学期同様,FORMSを用いたインターネットでの試験(評価)となります。この点もDUETで詳細をお知らせすることになります。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

期末試験  100%  授業内容の理解度,論理的思考力等を評価します。 

春学期と同様です。インターネットでFORMSによる問題に解答していただきます。授業内評価で金曜日5時限目(16時40分から18時10分)の授業時間内の時間制限付きでのインターネットでの試験となりますので,登録の際は前後の科目との関係を十分に注意してください。期末評価は第14回目の授業日(1月15日金曜日)の5時限目に行い,秋学期全体が試験範囲の択一式と記述式で,刑事訴訟法の基礎的知識(授業内容の理解度)と論理的思考力等を評価します。

<テキスト/Textbook>

  レジュメを配布しますので,テキストは特に指定しません。 

 

<参考文献/Reference Book>

酒巻 匡  『刑事訴訟法第2版』(有斐閣、2020年)ジュリスト別冊刑訴法判例百選第10版等その他の参考文献は刑事訴訟法Ⅰと同じですので省略します。 
 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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