<概要/Course Content Summary>
近年,国際的な人の交流が進み,日本で暮らす外国人,外国で暮らす日本人は決して珍しくない時代となっている。国際結婚の割合も若干ではあるが,増加している。国際結婚をする場合,どの国の法律に従い婚姻をすればよいのだろうか。また,子どもがうまれた場合,その子はどの国の国籍を取得することになるのだろうか。不幸にも婚姻生活が失敗し,離婚することになった場合,どのような手続でどのような要件のもと離婚することができるのだろうか。 この講義では,このような国際的な家族関係から生ずる法律上の諸問題を検討する。学問分野としては,「国際私法」のうちの親族法・相続法に関する部分を対象とし,必要に応じて総論部分も扱う。
<到達目標/Goals,Aims>
国際的な家族関係に関する法律問題の所在を理解し,どのような法的アプローチをとるべきかを判断できるようになる。具体的には,準拠法決定方法等を理解することが本講義の目的である。
<授業計画/Schedule>
(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第1回
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(内容/ Contents)
国際家族法総説
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(授業時間外の学習/ Assignments)
毎回,テキストの該当部分を講義後に読んでおくこと。
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(実施回/ Week)
第2回
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(内容/ Contents)
婚姻(1)実質的成立要件
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第3回
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(内容/ Contents)
婚姻(2)形式的成立要件
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第4回
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(内容/ Contents)
婚姻(3)婚姻の効力
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第5回
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(内容/ Contents)
離婚
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第6回
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(内容/ Contents)
親子(1)嫡出親子関係の成立
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第7回
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(内容/ Contents)
親子(2)非嫡出親子関係の成立
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第8回
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(内容/ Contents)
親子(3)養親子関係
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第9回
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(内容/ Contents)
親子(4)親子間の法律関係
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第10回
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(内容/ Contents)
親子(5)子の奪い合い
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第11回
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(内容/ Contents)
未成年後見・成年後見
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第12回
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(内容/ Contents)
相続(1)相続準拠法の決定・反致
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第13回
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(内容/ Contents)
相続(2)相続準拠法の適用範囲・遺言
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第14回
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(内容/ Contents)
国際家族法と戸籍
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第15回
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(内容/ Contents)
総括
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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新しい裁判例等を紹介するため,授業計画を一部変更する可能性がある。
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
授業内評価
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70%
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設問に対して根拠だてて論理的に論述しているかどうかを重視する。
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確認テスト(出席点)
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30%
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授業中に行われた確認問題の解答を提出したか否かのみを重視する。3回行う。
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1.授業内評価は,最終講義日に行う。出題趣旨・講評は試験後にDUETで公表する。 2.確認テスト(出席点)に関しては,授業終了後から一定期間内にオンラインで(Formsを利用),授業で取り扱った事例問題を解き,提出してもらう。解答内容を評価するものではなく,出席点としてのみ考慮する。
<成績評価結果/Results of assessment>
成績評価の見方について/Notes for assessment
登録者数 |
成績評価(%) |
評点 平均値 |
備考
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A |
B |
C |
D |
F |
他 |
57 |
15.8 |
21.1 |
12.3 |
22.8 |
28.1 |
0.0 |
1.7 |
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<テキスト/Textbook>
中西康=北澤安紀=横溝大=林貴美 『国際私法』第2版
(有斐閣、2018)
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該当箇所をよく読んでおくこと。
<参考文献/Reference Book>
授業で触れた判例について確認しておくこと。
<備考/Remarks>
*この授業は,オンデマンド型ネット配信で実施します。 *動画のURLは,毎回授業日の金曜日にDUETでお知らせします。 *レジュメはe-classから各自ダウンロードしてください。
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