<概要/Course Content Summary>
本演習は,3年次演習からの新規登録を認めます。 知的財産法の世界では,新しい法律問題が次々と生じており,裁判所の果たす役割が非常に大きいということができます。そこで,本演習では,話題の知財訴訟(e.g. 聖護院八ッ橋の創業年表記が品質誤認表示にあたるとして井筒八ッ橋本舗が聖護院八ッ橋総本店を訴えた事件,任天堂が“マリカー”の公道カートレンタル事業者を訴えた事件,音楽教室内での楽曲演奏に著作権使用料を支払う義務はないとして音楽教室を守る会がJASRACを訴えた事件など)を取り上げ,班ごとの報告や原告・被告・ジャッジに分かれての模擬裁判を行う予定です。知的財産法をめぐる議論は,"ワイワイ・ガヤガヤ"たえず活気に満ちていて,議論がやむことはありません。ぜひ皆さんと一緒に,様々な知的財産法の問題を考えていくことができればと思います。 また,10月には立命館大学・宮脇ゼミ,同志社大学・井関ゼミとの合同ゼミを行う予定です。合同ゼミでは,複数のチームに分かれて交渉討論を行います。交渉討論では,提示された課題に対して,関連しそうな法的論点,条文,裁判例,学説を自分たちで探し出し,整理して,自分なりの言葉で主張を展開して相手との交渉を有利に進めることが求められます。本演習では,秋学期の最初の2回を,この合同ゼミに向けた準備にあてたいと思います。 このほか,本演習では,食事会,OB・OGとの交流会,就活ガイダンスを実施する予定です。他の企画についても,受講生の自主性を尊重します。
<到達目標/Goals,Aims>
学生が,知的財産法を素材として,自己の問題意識に基づく裁判例や学説の調査,レジュメの作成,報告や討論等を主体的に行うことができるようになることを目標とする。
<授業計画/Schedule>
(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
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(実施回/ Week)
《春学期》
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(実施回/ Week)
第1回
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(内容/ Contents)
オリエンテーション (ガイダンス,自己紹介,班分け,各種委員の選任等)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第2回
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(内容/ Contents)
報告の仕方,資料の調べ方,報告の割り当てなど
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第3~14回
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(内容/ Contents)
判例研究,模擬裁判
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第15回
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(内容/ Contents)
総括
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
授業時間外の学習
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(内容/ Contents)
毎回,裁判例や教科書の関連箇所についての予習・復習が必要となります。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
《秋学期》
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(実施回/ Week)
第1~2回
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(内容/ Contents)
合同ゼミ準備
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第3~4回
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(内容/ Contents)
合同ゼミ
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第5~9回
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(内容/ Contents)
特許法,不正競争防止法,商標法の復習
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第10~14回
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(内容/ Contents)
判例研究,模擬裁判
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第15回
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(内容/ Contents)
総括
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
授業時間外の学習
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(内容/ Contents)
毎回,裁判例や教科書の関連箇所についての予習・復習が必要となります。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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<成績評価基準/Evaluation Criteria>
平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)
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100%
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(出席,報告内容,討論への参加を重視します)
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<テキスト/Textbook>
駒田泰土=潮海久雄=山根崇邦 『知的財産法Ⅱ 著作権法』 (有斐閣、2016年)
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<参考文献/Reference Book>
授業中に,適宜指示します。
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