<概要/Course Content Summary>
※このクラスは,3年次演習からの新規登録を認めます。 この演習では,最高裁判所の代表的な判例や,最近の注目すべき裁判例などをもとに,これらを研究・分析し,日本国憲法に関する様々な論点について,理解を深め,法的思考を養いたいと考えています。また,裁判所見学やゼミ旅行,他大学との合同ゼミなど,課外活動的な学習も適宜折り込みながら,法的な考え方をさらに深め,総合的に学習することを目的とします。 演習の内容としては,皆さんの議論する能力・思考力などを養う観点から,最高裁判例や近時の裁判例における事実を前提に,これについて議論してもらうことなどを考えています。具体的には,最高裁判例や下級審裁判例などで問題となった事案を前提に,それについて合憲・違憲の立場に分かれて参加者どうしで討論してもらうことを考えています。毎回の報告担当者を決め,課題について調べ,担当者の自分自身の見解をレジュメにまとめ,演習当日発表してもらい,参加者は,その報告をもとに,意見を述べ,議論し,理解を深めてもらいます。
<到達目標/Goals,Aims>
憲法の基本論点が理解でき,かつ,最近の判例などで示される今日的課題をめぐる論点を把握し,より深い知見が得られることを目指します。
<授業計画/Schedule>
(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
[春学期]
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(実施回/ Week)
第1回
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(内容/ Contents)
ガイダンス
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第2回
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(内容/ Contents)
人権総論(1)法の下の平等
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(授業時間外の学習/ Assignments)
毎回,当日指定された判例などについて,テキストなどを手掛かりに,事前に予習しておいてください。
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(実施回/ Week)
第3回
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(内容/ Contents)
人権総論(2)人権の享有主体性(未成年者の権利保障)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第4回
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(内容/ Contents)
精神的自由権(1)表現の自由①
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第5回
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(内容/ Contents)
精神的自由権(2)表現の自由②
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第6回
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(内容/ Contents)
精神的自由権(3)思想・良心の自由
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第7回
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(内容/ Contents)
精神的自由権(4)集会・結社の自由
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第8回
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(内容/ Contents)
経済的自由権(1)財産権保障
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第9回
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(内容/ Contents)
経済的自由権(2)職業選択の自由
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第10回
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(内容/ Contents)
社会権(1)労働基本権
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第11回
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(内容/ Contents)
社会権(2)生存権保障
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第13回
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(内容/ Contents)
国務請求権(1)裁判を受ける権利
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第14回
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(内容/ Contents)
国務請求権(2)国家賠償請求権
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第15回
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(内容/ Contents)
総括—人権保障の現代的課題
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
第16回以降は,受講生と相談の上,決定します。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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以上のように考えていますが,詳細は開講時に説明・指示したいと思います。授業時間外の学習としては,上記項目について,関連する判例などを事前に読んでおいて下さい。発表にあたったときは,関連する判例のほか,その論点に関する文献や概説書の該当箇所なども読んで,理解を深め,その成果を発表して下さい。
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
平常点(出席,クラス参加,発表,グループ作業の成果等)
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50%
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無断欠席は単位の認定に重大な影響を及ぼしますので,充分注意して下さい。
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クラスでの発表など
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50%
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論点をおさえているか,発表の形式は適切だったか,などに留意して下さい。
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毎回きちんと出席し,課題の発表が求められる際には,班員で協力して研究して発表してください。また,発表に当たっていない場合でも,討論には積極的に参加してください。
<テキスト/Textbook>
戸松 秀典・初宿 正典 『憲法判例』第8版
(有斐閣、2018)
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<参考文献/Reference Book>
※そのほかの参考文献は,開講時に指示します。
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