シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10306959-124 

△3年次演習2(国際政治学)-124
Seminar for Juniors 2-124
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  演習/Seminar

  大矢根 聡

<概要/Course Content Summary>

 このクラスは,3年次演習からの新規登録を認める。  
 国際関係の主要な問題をとりあげ,その実態を把握するとともに,分析して報告し,討論する。その際,可能な限り,仮説を提示して,歴史的,理論的,あるいは計量的な検証を試みる。その具体的な方法は,受講生の希望を聞いて調整するが,以下のような方法を想定している。  
 まず,(1)個々の受講生自身の関心に基づいて,ポスターセッションの形式で自由に報告し合い,受講生がお互いの関心事や問題意識を確認する。その上で,(2)基本的な研究・分析方法について講義する。また,(3)入門的な文献を数回講読し,国際関係の分析に用いる考え方や技法を学習する。つづいて,(4)受講生の希望に基づいてテーマ毎の研究クラスターを複数つくり,クラスター毎に協力して調査・分析を実施する。資料の収集やプレゼンテーションなどの具体的な手法については,作業の各段階でアドバイスし,受講生が自ら実施できるようにする。(5)調査・分析の結果に基づいて中間報告を行い,討論する。 
 その上で,(6)他大学(早稲田大学・上智大学など)との合同ゼミを開催する。合同ゼミでは日本語で報告・討論を行うが,一部は英語を用いる。  
 受講生の希望に応じて,専門家(国際機関の職員,国内の官僚・ジャーナリストなど)の話を聞く機会を設け,また政府機関や国際機関などの見学を実施する。また,進路に関して相談に応じ,関連してゼミOB・OGとの交流の機会を設ける。  
 なお,演習の履修にあたっては,国際関係入門,国際関係理論,国際政治経済論などを履修していることが望ましいが,条件ではない。

<到達目標/Goals,Aims>

1.国際関係に関して専門的な知見を身に着け,また自分なりに考えられるようにする。  
2.自分自身の研究テーマをもち,自分なりの問いを設定し,それを解明する技法を身につけられるようにする。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 1  (内容/ Contents) オリエンテーション  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 2~3  (内容/ Contents) ポスターセッション(受講生による自由報告)  (授業時間外の学習/ Assignments) 担当者は報告の準備をする。  
(実施回/ Week) 4  (内容/ Contents) 研究課題の選択と分析方法の解説   (授業時間外の学習/ Assignments) 自分の選択するテーマを考え,関連する資料を探してみる。  
(実施回/ Week) 5~7  (内容/ Contents) 論文講読  (授業時間外の学習/ Assignments) 事前に論文を読んでおく。 
(実施回/ Week) 8~10  (内容/ Contents) 研究の実施  (授業時間外の学習/ Assignments) 担当するテーマについて,チームのメンバーが協力して資料の収集や分析を行う。 
(実施回/ Week) 11~13  (内容/ Contents) 研究の報告  (授業時間外の学習/ Assignments) 研究に基づいて報告の準備をする。 
(実施回/ Week) 14~15  (内容/ Contents) 合同ゼミ(他大学と合同ゼミを実施し,研究成果を報告し討論する)  (授業時間外の学習/ Assignments) 合同ゼミにおける報告の準備をする。 

各学期15回授業を行う。 
受講生の状況や進路などを考慮して,講義内容を修正する場合がある。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,グループ作業の成果等)  70%  演習への出席,各種の演習活動に関する積極的参加。 
クラスで発表など  30%  研究テーマの調査・分析に対する姿勢とその成果。 

<備考/Remarks>

講義中に多数の文献,情報を紹介する。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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