<概要/Course Content Summary>
本年は,EUをはじめとする様々な国際組織を分析対象とし,国家と国際組織との関係を中心に国際関係の現状と今後の展望を明らかにしていきたい。なお,本演習では,主にEUを研究題材として取り上げることを希望するが,NATOやNAFTAなどの他の国際組織についても研究対象として含め,できる限り研究の対象範囲については柔軟に対応したいと考えている。 このクラスは,3年次演習からの新規登録を認める。
<到達目標/Goals,Aims>
本演習は,以下の目標を持って進める。 1.論文検索やレジメ作成のために必要な基礎技術を習得する。 2.各人の問題関心に基づいて具体的な研究テーマを設定し,研究を進める。 3.各研究グループがテーマごとに報告を行う。報告担当者以外は,報告の論点を理解し,それを深めるための議論に参加する。 4.期末の課題として,研究論文(3000字程度)を作成する。
<授業計画/Schedule>
(実施回/ Week)
|
(内容/ Contents)
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
|
(実施回/ Week)
春学期・秋学期ともに
|
(実施回/ Week)
第1回
|
(内容/ Contents)
ガイダンス
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
|
(実施回/ Week)
第2回-第15回
|
(内容/ Contents)
研究報告及び質疑応答
|
(授業時間外の学習/ Assignments)
研究報告の準備
|
前半は,複数のテキストを指定し,各人の問題関心に基づいて報告担当グループ分けを行う。各グループは,テキストや参考文献を要約し,作成したレジメに基づいて報告を行う。報告担当者以外は,報告の論点を理解し,それを深めるための議論に参加することが義務づけられる。また,この際,文献検索やレジメ作成のために必要な基礎技術についての指導も併せて行う。 後半はまず,各人の問題関心に基づいて研究テーマの設定とグループ分けを行う。各グループがテーマごとに報告を行う。グループ報告終了後,共同研究論文(1人あたり3000字程度)を作成する。共同研究論文の作成を通じて論文作成の方法を併せて指導する。 本演習は,以下の要領で進める。なお,毎回の講義に関しては以下の点に留意されたい。 ・報告は,30分以上1時間以内とする。 ・報告終了後,報告内容に関する質疑応答時間を設ける。 ・質問あるいは意見に対しては,報告グループ全員が責任を持って回答すること。 ・報告者以外の参加者は事前に報告題目について意見や質問等を準備しておくこと。
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
平常点(報告)
|
60%
|
報告内容の完成度及びプレゼンテーション自体の工夫(わかりやすさ等)
|
平常点(質疑応答への参加)
|
20%
|
報告者への質問等による討議への参加
|
期末論文もしくはゼミ合宿
|
20%
|
本演習において報告した内容を論文形式にしてまとめる。研究内容の充実度及び論文作成技術の修得度
|
特記事項
|
|
・報告の回に欠席した報告者は,特別の事由がない限り報告したものとみなさない。 ・出席のみは点数に加算しないので注意すること。 ・公欠・病欠などの正当な理由による欠席以外は,原則として一切認めない。
|
<テキスト/Textbook>
金丸 輝男編著 『ヨーロッパ統合の政治史』 (有斐閣、1996)
|
|
鷲江義勝編著 『EU 欧州統合の現在(第4版)』第4版
(創元社、近刊)
|
|
鷲江 義勝編著 『リスボン条約による欧州統合の新展開』 (ミネルヴァ書房、2009)
|
|
|