シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10306023-002 

△原典講読(フランスの法と政治)-2
Comparative Studies of French Law and Politics-2
1単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  太田 唱史

<概要/Course Content Summary>

グローバル化の進展とともに,国民国家という現在の国家形態は様々な問題に直面するようになりました。中でも「移民問題」は国際社会共通の課題となっています。そんな中フランスでは,世界的に注目を集める出来事が近年起こっています(スカーフ問題・テロ事件・国民戦線/連合の躍進など)。本講義では,こうした出来事を考察することで,移民問題に関する知識,理解を深めてもらいたいと思います。また,他国(例えば,フランスとは対照的な政策をとってきたカナダ)との比較も行うつもりです。これらの作業は,多民族,多文化共生の可能性について考える上でも,日本という国家の将来を考える上でも非常に重要な示唆を与えてくれるはずです。 
 
 
キーワード:移動の自由/権利・多文化主義・ナショナリズム・共同体主義・ライシテ・アイデンティティ 
 
このクラスは中級クラスですので,基礎的な語学力があることを前提に講義します。春学期にフランス語の科目を履修しておくことが望ましいです。

<到達目標/Goals,Aims>

学術的なフランス語の文章に親しめるようになるだけでなく,われわれが住む国家,社会を理解するための知識を得ることができます。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
 
(実施回/ Week) 第1回  (内容/ Contents) 講義の説明,テキスト講読にあたっての解説,アンケート提出  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 第2-4回  (内容/ Contents) テキストに関する講義を聴いた上で和訳を提出してもらいます。以下,13回まで同じ進め方です。 
テキスト(国民連合) 
(授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 第5-7回  (内容/ Contents) テキスト(人権としての移民)  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 第8-10回  (内容/ Contents) テキスト(ライシテ)  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 第11-13回  (内容/ Contents) テキスト(レイシズム)  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 第14回  (内容/ Contents) テキストに関する講義,小レポート  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 第15回  (内容/ Contents) 総括  (授業時間外の学習/ Assignments)  

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

テキスト和訳(初回アンケート含む)  85%  講義内の解説をふまえて和訳しているかどうか。 
小レポート  15%  講義で取り上げた内容に関する小レポートを提出してもらいます。 

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
15 6.7 6.7 60.0 20.0 6.7 0.0 1.9

<テキスト/Textbook>

  授業時に配布します。 

 

<参考文献/Reference Book>

  授業中に適宜指示します。 

 

<備考/Remarks>

なお,過年度に開講されたクラスとは内容が異なります。  

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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