シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10306011-004 

△原典講読(アメリカの法と政治)-4
Comparative Studies of American Law and Politics-4
1単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  平井 亮輔

<概要/Course Content Summary>

 この講義では,アメリカの法と政治に関してホットな論争となっているテーマを下記のような候補例から選んで,それに関する最近の重要な英語文献の講読を通じて,現代アメリカ社会の一端に触れるとともに,英語を読みこなす力を養うことをめざす。 
 取り上げるテーマの候補例としては,アメリカの正義論争(リベラリズムと共同体主義など),アメリカン・デモクラシーの理念と現実(熟議民主主義論,ポピュリズム,シビリティ論争,政治と妥協など),アメリカにおける法・政治と宗教,多文化社会の諸問題(移民・先住民族の権利など),ジェンダーとセクシュアリティをめぐる諸問題(家族制度,同性婚,中絶など),表現の自由と差別的表現(ヘイトスピーチ,ポルノグラフィなど),犯罪をめぐる諸問題(死刑,銃規制など),リスク社会における安全と個人の自由などを考えている。ただし,春学期の平井担当の原典講読クラスとは異なるテーマやテキストを取り上げる。 
 講義は,主として受講者にテキストを分担して翻訳発表してもらい解説を加えるという形で進める。なお,基礎的な語学力が備わっていることを前提に講義する。

<到達目標/Goals,Aims>

受講者が,アメリカという社会の法と政治や文化に対する理解と関心を深めるとともに,積極的に英語文献に取り組む意欲と能力をもつことができるようになることを目標とする。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 第1回  (内容/ Contents) テキストの配布,講義のねらいと進め方の説明  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 第2-15回  (内容/ Contents) テキストの講読と解説 
(適当な回に,各自のレポートテーマの報告をしてもらう予定) 
(授業時間外の学習/ Assignments) 毎回次の講読部分をあらかじめ訳出し,発表できるように準備して講義に臨むこと。 

受講者数や受講者の関心によっては,講読テキストや講義の進め方を変更する可能性もある。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(テキストの翻訳発表)  50%  主に発表回数により評価するが,発表内容や取り組む姿勢も考慮する。 
学期末レポート  50%  選択したレポートテーマについての学習度・考察度により評価する。 

おおまかな成績評価の目安としては,ほぼ出席した場合に相当する回数の翻訳発表をこなし,かつ,きちんとした学期末レポートが提出された場合をBと設定する。発表回数が0回または極端に少ない場合,あるいは学期末レポートを提出しない場合,可としない。なお,学期末レポートについての解説は授業講評で行う。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
37 27.0 43.2 18.9 5.4 5.4 0.0 2.8

<テキスト/Textbook>

なるべく最新・最適のテーマやテキストを選んで取り上げたいので,本シラバス作成段階ではテキストは特定しない。講読するテキストのコピーは最初の授業時に配布する。

<参考文献/Reference Book>

参考文献は授業中に適宜紹介する。

<備考/Remarks>

なお,過年度に開講されたクラスとは講読するテキストが異なる。 
対面授業に参加できない人(基礎疾患等のある人や入国できない留学生)であって,その旨大学に申し出た人についてはDUETを通じた課題提示形式で対応するが,対面授業と同内容・同程度の対応は難しいことをお断りしておく。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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