シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


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△ケーススタディ民法2
Case Study of Civil Law 2
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  野々村 和喜

<概要/Course Content Summary>

 判例評釈が公表されていない最新の裁判例(原則として最高裁判決)を,具体的事案の法的構成,当該事案の法的解決にとり要となる法律上の問題の特定,それに関する従前の判例・学説の展開・到達点を踏まえた判断とその正当化といった観点から分析・検討することを通じて,判決を理論的に研究する手法を身につけてもらう(逆にいうと,一般的な解釈理論が具体的事案の法的解決にとってどのような意味をもつのかを深く理解する好機でもある)。 
 取り扱う判例は,民法の解釈に関するものに限らない。民事,家事,商事,無体財産権,民事裁判手続,民事執行・倒産手続,労働関係など,私法全般に関するものを広範に取り扱う。各自の研究課題に対する新たな視点の獲得や,研究課題の発見・具体化にも役立たせて欲しい。 
 ケーススタディ民法は,民法演習IV(上田誠一郎教授)と連携して開講するので,できる限り2科目とも履修してほしい。両科目をあわせると,当該年度の重要な最高裁判決(民事)をほぼ網羅できるので,時代を反映した司法判断の動向が垣間見えるなど,有意義な収穫が期待できる。 
 
<2020年度特記事項> 
この授業は対面形式で開講する。ただし,受講生の事情等を考慮して開講形態がリアルタイムオンライン授業に変更される可能性がある。

<到達目標/Goals,Aims>

概要に記載の通り。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
 
(実施回/ Week) 初回  (内容/ Contents) オリエンテーション(例年,履修経験者によるモデル報告)  (授業時間外の学習/ Assignments)  
(実施回/ Week) 第2~15回  (内容/ Contents) 初回決定事項に従って進める。  (授業時間外の学習/ Assignments)  

報告予定表は事前に配布される。  
報告者には,さまざまな観点からの質問や批判を受け,的確に応接しながら議論を進めるための入念な準備が求められる。  
報告者以外には,当日に配布される資料と報告をもとに議論をしてもらう。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,報告,議論への参加)  70%   
期末レポート試験(判例研究)  30%   

 期末にレポートを提出してもらう。内容は判例研究であり,自分が報告した判決に関するものでもそれ以外の判決に関するものでもかまわない。したがって,報告準備をどれだけ入念におこなったかが,レポート作成の難易や質を大きく左右する。

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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