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※学期中に内容が変更になることがあります。 | |||||
2020年度
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<概要/Course Content Summary> 近代の日本人にとって「外国」とはいったいどういう意味を持っていたのだろうか。たとえば明治時代を通じて人々をとらえていた価値観の一つは,「立身出世」とか「成功」などという言葉で表現された社会的上昇志向であった。そのもっとも突出した部分が「アメリカで一旗あげる」という行動であるといってよいだろう。日本人にとってまずそこは,明治のエリートたちが「洋行」するイギリス・フランス・ドイツとはちがって,金もなく学ぶ機会もない「貧書生」たちが晴れて「洋学紳士君」になれることを夢見た地であった。さらにそこは,日本の社会のなかで金持ちになったり高い社会的地位を得ることを閉ざされた庶民が,「一攫千金」や「成功」を夢見て出稼ぎや移民に奔走した地でもあった。そして明治末期にその夢が消え去ろうとしたとき,日米双方が未来の日米戦争を妄想しはじめる……。 <到達目標/Goals,Aims> 現在の日本はすでに「移民社会」化に直面している。つまり過去においては「移民する」側であった日本が今や「移民される」側になっているのだ。その時にあって学生諸氏が過去の個々人の移民の事例を学ぶことをとおして,「移民」の社会構造や心理を考えていただければよいだろう。 <授業計画/Schedule>
以上は講義の順序を示すものであって,必ずしも一回の授業時間で区切るとはかぎらない。 <成績評価基準/Evaluation Criteria>
<テキスト/Textbook> 特定のテキストは使用しない。 <参考文献/Reference Book>
以上の3冊をとりあえずあげておく。その他の参考文献については上記「授業時間外の学習」の欄を参照,および授業当初にリストを配布。 |
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お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
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