<概要/Course Content Summary>
毎回の講義で,法規範の必要性と正当性,法と国家の関係,法が特定の行為を禁止する理由,人々が法に従う理由など素朴かつ理論的な問題をひとつずつ取り上げ,そのような問題に対して,法哲学からはどのような問題のとらえ方や解決方法が示されるのかを考える。
<到達目標/Goals,Aims>
学生が,法哲学というこれまではあまりなじみのなかったような分野について,学問的な問題のみならず具体的な社会問題をも念頭に置くことによって,その考え方や理論的蓄積の意義について知ることができるようになること。
<授業計画/Schedule>
(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第1回
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(内容/ Contents)
国家と法はなぜ必要か
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(授業時間外の学習/ Assignments)
全回を通じて特別な予習復習は要求しないが,常々社会問題や国際問題について,新聞などを通じて関心と知識を養っておいてもらいたい。
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(実施回/ Week)
第2回
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(内容/ Contents)
法は自由の敵か
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第3回
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(内容/ Contents)
約束は守らなければならないか
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第4回
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(内容/ Contents)
人種差別法はなぜいけないか
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第5回
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(内容/ Contents)
法「学」は学問か
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第6回
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(内容/ Contents)
赤信号は渡ってもよいか
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第7回
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(内容/ Contents)
薬物規制をするべきか
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第8回
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(内容/ Contents)
銃規制をするべきか
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第9回
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(内容/ Contents)
生殖医療は規制するべきか
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第10回
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(内容/ Contents)
貧しい人を助けるべきか(国内編)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第11回
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(内容/ Contents)
貧しい人を助けるべきか(国際編)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第12回
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(内容/ Contents)
ウサギは訴訟を起こせるか
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第13回
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(内容/ Contents)
死刑は廃止か存続か
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第14回
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(内容/ Contents)
原爆投下は正しかったのか
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
第15回
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(内容/ Contents)
多数決であれば正しいのか
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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受講者からテーマの希望が寄せられた場合や,時事問題と関係し関心の集まりそうなテーマがある場合には,差し替える場合もある。
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
期末レポート試験・論文
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70%
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授業内容に関連する問題について期末レポートで解答してもらう。授業内容について問うと共に,受講者自身の見解とその根拠についても問う問題を含む。字数は全部で3000字程度。
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提出物
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30%
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授業内容の理解を確認する短い問題に,3回程度答えてもらう。解答は1回200字程度の短いものを想定している。問題は授業内で示す。解答はe-classを通じて担当者に送ることとする。
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特記事項
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新型肺炎への対応で,授業をオンデマンド方式で行うことになりました。そこで期末の筆記試験をレポート試験と変更します。また,授業内容への理解を確かめるために,途中でも3回ほどの簡単な問題に解答してもらうことにしました。受講される方は,ちゃんと授業を視聴されて,授業中に示される問いにe-classを通じて解答を送るようにしてください。
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<成績評価結果/Results of assessment>
成績評価の見方について/Notes for assessment
登録者数 |
成績評価(%) |
評点 平均値 |
備考
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A |
B |
C |
D |
F |
他 |
34 |
20.6 |
29.4 |
20.6 |
5.9 |
23.5 |
0.0 |
2.2 |
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<テキスト/Textbook>
深田三徳・濱真一郎編 『よくわかる法哲学・法思想』第二版
(ミネルヴァ書房、2015)
可能な限りテキストを入手して,授業を視聴するようにしてください。
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<参考文献/Reference Book>
授業でテキスト以外の参考文献については,動画の共有機能などで画面で内容を示すようにします。
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