シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10305812-505 

△特殊講義A-505 (答案作成ゼミナールAdvanced 2020-②)
Special Topics A-505 -Introduction to Essay Writing Advanced 2020-2-
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

十河 太朗 大中 有信 松本 哲治 中井 俊輔
矢倉 良浩 米田 雄一郎

<概要/Course Content Summary>

 この科目は,法科大学院への進学を希望する学生を対象とした少人数の演習形式の科目です。 
 2年生以上の学生を対象とします。 
 
 この科目の目的は,主に2つあります。 
 1つは,事例問題の検討方法や答案の作成方法を学ぶことです。期末試験,法科大学院の既修者入試,司法試験等の試験では,具体的な事案を処理し,その解決の内容を書面(答案)に表現することが求められます。そこで,この科目では,憲法,民法,刑法の重要論点を取り上げ,各科目の知識や理解を深めるとともに,答案の添削等を通じて,事例問題の検討方法や答案の作成方法を指導します。 
 なお,原則として年度ごとに異なるテーマを取り上げます。 
 
 もう1つの目的は,法科大学院進学後の学習の土台作りをすることです。司法試験合格のためには,法学部での勉強を単に法科大学院の入試対策だけに費やすのではなく,法科大学院の授業や司法試験を見据えた学習を法学部在籍中からスタートさせることが重要となります。 
 そこで,この科目では,本学法科大学院の教員が授業を担当し,法学部と本学法科大学院との一体性・連続性という観点から,「司法試験でどのような能力が求められているか」,「そのような能力を身につけるためにはどのような学習が必要か」を重視した学習を行います。 
 
 早期卒業での法科大学院進学を視野に入れている人には,特に有益な授業です。本学の法科大学院では,法学部3年生から法科大学院に進学し,司法試験のための学習を通常より早くスタートさせた学生の司法試験合格率は極めて高くなっています。 
 
*この科目と法曹コースの関係について 
 (1)2018年度以前に入学された方へ 
 2018年度以前に入学された方には,法曹コースの適用はありません。答案の作成方法や法律学の勉強方法を学ぶために,また,予備試験受験の準備,法科大学院進学後の学修の土台作りのために,この科目は非常に有益です。早期卒業による法科大学院進学を考えている場合には特に有益です。 
 (2)2019年度以降法学部に入学された方へ 
 2019年度以降法学部に入学された方は,法曹コースを修了して早期卒業することができます。法曹コースを選択される場合は,法曹コースの修了要件となっている必修科目でも答案練習の機会がありますが,憲民刑については,3回生以上の履修科目となりますから,早い段階でこの科目を履修すれば,答案の作成方法の修得を通じて,法律学全般の学修方法を学ぶことができますし,法科大学院進学後の学修の土台を作るために非常に有益です。 
 ただし,この科目は特殊講義ですから,他の特殊講義とあわせて合計8単位までは法学部の卒業に必要な単位として算入されますが,法曹コースを修了するための必修科目ではありませんので,その点には注意してください。 
 法曹コースを選択しない場合や,法曹コース修了の有無にかかわらず,法科大学院進学による早期卒業を考えている場合には,特に有益ですので,積極的に履修することをお勧めします。 

<到達目標/Goals,Aims>

憲法,民法,刑法の基本事項の知識や理解を深めるとともに,具体的な事案を適切に処理し,その内容を書面に表現することができるようになる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 第1回  (内容/ Contents) ガイダンス(授業の進め方)  (授業時間外の学習/ Assignments) 必要に応じて資料等を読む 
(実施回/ Week) 第2回  (内容/ Contents) 民法1(基本事項の解説,演習)  (授業時間外の学習/ Assignments) 必要に応じて資料等を読む 
(実施回/ Week) 第3回  (内容/ Contents) 民法2(答案作成)  (授業時間外の学習/ Assignments) 必要に応じて資料等を読む 
(実施回/ Week) 第4回  (内容/ Contents) 憲法1(基本事項の解説,演習)  (授業時間外の学習/ Assignments) 必要に応じて資料等を読む 
(実施回/ Week) 第5回  (内容/ Contents) 民法3(事例問題の解説,答案内容の検討)  (授業時間外の学習/ Assignments) 必要に応じて資料等を読む 
(実施回/ Week) 第6回  (内容/ Contents) 憲法2(答案作成)  (授業時間外の学習/ Assignments) 必要に応じて資料等を読む 
(実施回/ Week) 第7回  (内容/ Contents) 刑法1(基本事項の解説,演習)  (授業時間外の学習/ Assignments) 必要に応じて資料等を読む 
(実施回/ Week) 第8回  (内容/ Contents) 憲法3(事例問題の解説,答案内容の検討)  (授業時間外の学習/ Assignments) 必要に応じて資料等を読む 
(実施回/ Week) 第9回  (内容/ Contents) 刑法2(事例問題の検討)  (授業時間外の学習/ Assignments) 必要に応じて資料等を読む 
(実施回/ Week) 第10回  (内容/ Contents) 民法4(答案作成)  (授業時間外の学習/ Assignments) 必要に応じて資料等を読む 
(実施回/ Week) 第11回  (内容/ Contents) 刑法3(事例問題の検討)  (授業時間外の学習/ Assignments) 必要に応じて資料等を読む 
(実施回/ Week) 第12回  (内容/ Contents) 刑法4(答案作成)  (授業時間外の学習/ Assignments) 必要に応じて資料等を読む 
(実施回/ Week) 第13回  (内容/ Contents) ゲストスピーカーの講演等  (授業時間外の学習/ Assignments) 必要に応じて資料等を読む 
(実施回/ Week) 第14回  (内容/ Contents) 刑法5(事例問題の解説,答案内容の検討)  (授業時間外の学習/ Assignments) 必要に応じて資料等を読む 
(実施回/ Week) 第15回  (内容/ Contents) 民法5(事例問題の解説,答案内容の検討)  (授業時間外の学習/ Assignments) 必要に応じて資料等を読む 

授業の進行状況や受講生の理解度等に応じて,上記の授業計画は変更されることがあります。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)  100%  答案の提出回数を中心に,出席,授業への参加の程度,理解度などから総合的に判断します。なお,答案は,原則として授業中に作成します。答案の作成回数は,学期中,数回の予定です。 

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
45 88.9 2.2 4.4 2.2 2.2 0.0 3.7

<テキスト/Textbook>

適宜,配付します。

<参考文献/Reference Book>

適宜,配付します。

<備考/Remarks>

授業は,ZOOMミーティングを使用したリアルタイムオンンライン形式で行います。 
授業を録画した動画のオンデマンド 配信もする予定です。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
Copyright(C) 2020 Doshisha University All Rights Reserved. 無断転載を禁止します。