(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
1
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(内容/ Contents)
イントロダクション:本科目の概要,授業の進め方,授業計画。履修者諸君にとって最も強く印象に残っているアメリカの事件,事物,あるいは人物を挙げてもらい,比較・討論する。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
次回に扱う,文献,論文などがあれば,必ず事前に読んでおくこと。そのための資料は,予め指定もしくは配布する。以下同じ。
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(実施回/ Week)
2
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(内容/ Contents)
大統領の歴史:憲法の定める大統領の役割と選挙人の投票による選定,ワシントン大統領の挙国一致体制,閣内対立から生まれた連邦党と民主共和党の誕生,南北戦争以後の民主党(民主共和党の後進)と共和党の二大政党制の確立,大統領選挙制度の実質的な変更,憲法改正による任期制限,T・ローズヴェルト以後の大統領の役割の変遷。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
3
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(内容/ Contents)
連邦議会の歴史:憲法の定める議会の役割と上院,下院の異なる議員選定方式,州単位の選挙と連邦制との密接な関係,小さな州と大きな州の力の均衡,法律制定の仕組み,大統領との協調と対立の仕組み,強い議会,弱い議会,イデオロギーによる分極化。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
4
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(内容/ Contents)
連邦司法の歴史:憲法の定める連邦司法(合衆国最高裁とその他の連邦裁判所)の仕組みと判事任命の仕組み,最高裁の違憲審査権確立と影響力の増大,保守的司法と進歩的司法の対立,共和党大統領と議会による保守的な最高裁判事の任命,民主党大統領と議会による進歩的な最高裁判事の任命,アメリカの文化戦争と最高裁の影響力。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
5
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(内容/ Contents)
ウィルソン大統領と超大国としてのアメリカ:第1次世界大戦への参戦と巨大な産業力による大統領主導の戦時体制の確立,国際政治での大きな影響力獲得,建国以来国内の発展に集中したアメリカが国際舞台へ登場,国際連盟創設はじめ理念的な戦争目的の掲示とベルサイユ会議での挫折,孤立主義への回帰とワシントン海軍軍縮会議の成功。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
フランクリン・D・ローズヴェルト大統領と危機の時代:20年代の繁栄と大恐慌,FDRの大統領就任とニューディール政策の実行,連邦政府の権限拡大と最高裁との対立,全体主義体制の脅威と欧州での第2次世界大戦勃発,真珠湾攻撃とアメリカの参戦,国際連合創設による戦後構想とソビエト連邦との関係模索,戦争終了以前の急死。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
第2次世界大戦終結と冷戦勃発:トルーマン副大統領の大統領就任,ドイツの無条件降伏,原爆投下と日本の降伏,ドイツ占領をめぐるソ連との対立,日本占領と朝鮮半島の分断,ケナンのX論文とソ連封じ込め政策採用,対欧マーシャルプラン,対日援助によるドイツと日本の民主化,西側陣営への組み込み,共産中国誕生と朝鮮戦争勃発。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
人種差別の歴史:南部における黒人差別の継続,2つの世界大戦での黒人兵士活躍,北部への黒人移住と北部諸都市での差別,公民権運動,人種差別をめぐる憲法訴訟,ブラウン対教育委員会事件判決,南部の抵抗,公民権法の制定,キング牧師の暗殺,連邦立法府,行政府,司法府による人種差別解消のための積極的対応,結果の平等への反発。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
連邦政府権限の拡大:民主党政権の大きな政府による福祉国家実現政策,1950年代のアメリカの圧倒的な経済力,ケネディー大統領の理想主義とキューバ危機,相互破壊戦略と核戦争の可能性,ジョンソン大統領の「偉大な社会」,「大砲もバターも」,朝鮮戦争,ベトナム戦争の挫折,冷戦継続と緊張緩和,貿易赤字とドル防衛,通商戦争の激化。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
帝王的大統領ニクソンの栄光と没落:アイゼンハワー以来の共和党大統領の登場,大統領権限の極大化,大きな政府の政策継続,ベトナム戦争からの力ずくの離脱,共産中国との関係,ニクソンショックとアメリカ第1主義,ソ連との緊張緩和,権力乱用とウォーターゲート事件の発覚,ニクソン対合衆国事件判決,大統領弾劾の動きと自発的辞任。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
ロナルド・レーガン大統領と小さな政府:戦後民主党政権の大きな政府政策への反発,ゴールドウォーター大統領候補による保守思想の復権,ニクソン大統領による南部民主党支持者の取り込み,レーガン政権の誕生と小さな政府の政策,対ソ強硬政策と軍備拡大,ソ連との軍縮実現。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
冷戦終了と新しい世界秩序:ブッシュ41代大統領の就任,ベルリンの壁崩壊と冷戦の終結,東西ドイツの再統一実現,新しい世界秩序の模索,冷戦の配当をめぐる議論,イラクによるクウェート侵略,第1次湾岸戦争勝利,日米同盟の危機,クリントン政権の経済戦略重視と同盟の一時的軽視。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
最高裁の保守化:FDR,アイゼンハワー,ケネディー,ジョンソン大統領による進歩的判事の任命と進歩的判決,ニクソン,レーガン,ブッシュ親子大統領による保守的判事の任命と最高裁の保守化,妊娠中絶の権利を定めたロー事件判決の行方,クリントン・オバマ政権による進歩派判事,トランプ政権による保守派判事の任命。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
9.11同時多発テロ事件と新しい戦争:9.11同時多発テロ事件とブッシュ43代大統領によるアフガン・イラク戦争の開始,議会による大統領への武力行使権限付与,戦争の長期化と国民の不満増大,グアンタナモ海軍基地に拘留されたテロ容疑者の裁判を受ける権利と最高裁の判断。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
オバマ・トランプ大統領と内向きのアメリカ:ブッシュ政権の中東政策,戦争政策への不満とオバマ大統領の就任,史上初の黒人大統領誕生と一つのアメリカの理想,進歩的な国内政策と保守派の反発,アメリカ第一主義を唱えるトランプ大統領の就任,両者に共通するアメリカの内向き傾向,西側同盟の弱体化,中国の対等とアメリカの覚悟。まとめ:統計から見るアメリカ史。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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