<概要/Course Content Summary>
この授業では,高校の教材の定番となっている詩・評論を取り上げ,高校の授業とは違う視点から掘り下げてみたい。高校での学習は大学受験という大きな枷に左右されることが多かったと思うが,読み返せば,高校の教材が社会生活に必要な,人生や人間についての深い問いかけに満ち,論理的な思考力を養うのに最適な素材であることに気づくだろう。 取り上げる作品は,詩では,宮沢賢治「永訣の朝」,新川和江「わたしを束ねないで」,吉野弘「Ⅰwas born」,評論では,坂口安吾「ラムネ氏のこと」,清岡卓行「失われた両手」である。 リモート授業となったため,理解度を知るための簡単な課題を出し,その解答を出席点とする。期末レポートの他に小レポートを課す。それぞれの課題・期日については授業中に提示する。
<到達目標/Goals,Aims>
・テキストを正確に読解するだけでなく,多角的に分析できる力を養う。 ・自分の意見を確実に,効果的に伝える表現力を身につける。
<授業計画/Schedule>
(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
1
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(内容/ Contents)
授業の進め方について説明。アンケート。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
次回取り上げる作品に目を通しておく。 秋学期中に配付する参考資料は かなりの量になる。必要に応じてプリントアウトし,ナンバー順にファイルして,毎回内容を確認・復習しておくこと。
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(実施回/ Week)
2~3
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(内容/ Contents)
宮沢賢治「永訣の朝」を読む。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
取り上げる作品を熟読し,難解な語句・表現について,予習しておく。 配付資料の確認・復習。
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(実施回/ Week)
4~5
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(内容/ Contents)
新川和江「わたしを束ねないで」を読む。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
同上
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(実施回/ Week)
6~8
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(内容/ Contents)
吉野弘「I was born」を読む。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
同上
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(実施回/ Week)
9~11
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(内容/ Contents)
坂口安吾「ラムネ氏のこと」を読む。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
同上
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(実施回/ Week)
12~14
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(内容/ Contents)
清岡卓行「失われた両手(ミロのヴィーナス)」を読む
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(授業時間外の学習/ Assignments)
同上
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(実施回/ Week)
15
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(内容/ Contents)
高校の定番教材を読み直す意味について。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
これまでに取り上げた作品,読 授業で用いた資料を再読しておく。
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・授業の進行の都合により,各作品に要する時間に増減があるかもしれない。 ・授業内容の理解度を知るため,簡単な課題を出し,その解答を平常点とする。 ・詩については,取り上げる作品だけでなく,同一作者の作品をできるだけ多く紹介したい。
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
平常点(理解度を知るための課題に対する解答)
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10%
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理解の度合
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小レポート
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30%
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論旨の明確さ・発想,視点の独自性
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期末レポート試験・論文
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60%
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論の構成・論旨の明確さ・発想,視点の独自性
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<成績評価結果/Results of assessment>
成績評価の見方について/Notes for assessment
登録者数 |
成績評価(%) |
評点 平均値 |
備考
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A |
B |
C |
D |
F |
他 |
61 |
26.2 |
29.5 |
16.4 |
3.3 |
24.6 |
0.0 |
2.3 |
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<テキスト/Textbook>
<参考文献/Reference Book>
授業中に紹介する。
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