シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10280272-002 

△書道(2)-2
Calligraphy (2)-2
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  日比野 実

<概要/Course Content Summary>

文字を使用しない生活を想像することは出来ないが,現代では,公的な伝達から私的な挨拶まで,プリントアウトされた文書や液晶画面にならぶ「活字」を用いるようになり,「手書き文字」は,身近なメモやノート,店頭の広告以外は目にすることが少なくなってきた。 
 
この講義では「人と文字」の関係性を考えつつ,手書きされた文字には書き手の姿が浮かぶということを,筆で文字を書くということを通して体験していきたい。秋学期は,漢字の誕生から「篆書」と「隷書」と移る古い書体と,日本の「かな書」を学んでいく。

<到達目標/Goals,Aims>

あまりなじみのない篆書・隷書・かな書の特徴やその表現の幅広さを学ぶ。 

静かに落ち着いて書に取り組む時間を持つことで通常とは違う時間の流れを体験する。 

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 文字の誕生と発達  (授業時間外の学習/ Assignments) 可能なら自宅にて練度を上げる 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 篆書・甲骨文・金文~古代文字へのいざない  (授業時間外の学習/ Assignments) 可能なら自宅にて別課題を清書 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 篆書・泰山刻石~小篆の姿   (授業時間外の学習/ Assignments) 可能なら自宅にて別課題を清書 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 篆書・篆書の諸相   (授業時間外の学習/ Assignments) 可能なら自宅にて別課題を清書 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 隷書・基本線を学ぶ  (授業時間外の学習/ Assignments) 可能なら自宅にて別課題を清書 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 隷書・造形の基礎   (授業時間外の学習/ Assignments) 可能なら自宅にて別課題を清書 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 隷書・曹全碑を学ぶ  (授業時間外の学習/ Assignments) 可能なら自宅にて別課題を清書 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 隷書・漢代の木簡  (授業時間外の学習/ Assignments) 可能なら自宅にて別課題を清書 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) かな・基本線といろは  (授業時間外の学習/ Assignments) 可能なら自宅にて別課題を清書 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) かな・変体かなと連綿  (授業時間外の学習/ Assignments) 可能なら自宅にて練度を上げる 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) かな・蓬莱切~平安時代の美意識  (授業時間外の学習/ Assignments) 可能なら自宅にて練度を上げる 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) かな・年賀状とくらしの書  (授業時間外の学習/ Assignments) 可能なら自宅にて練度を上げる 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) かな・高野切を学ぶ~かな古筆の極み  (授業時間外の学習/ Assignments) 可能なら自宅にて練度を上げる 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) かな・関戸本古今集を学ぶ  (授業時間外の学習/ Assignments) 可能なら自宅にて練度を上げる 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 実用書・手紙文~硬筆など  (授業時間外の学習/ Assignments) 可能なら自宅にて練度を上げる 

篆書・隷書・かなの順番を変更する場合がある。また,かな書は4週目以降の課題をかいせいするかもしれない。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

課題の理解  50%  学期末に清書を提出。技術の高さを見る。 
期末レポート  35%  テーマに対する真剣さ。洞察力。 
平常点  15%  出席状況。書道そのものの体験の深さ。 

(課題の理解)毎回,実技に入る前に,その課題の歴史的な位置づけや技法などを解説する。 
その解説を聞かずに取り組んでも,努力が報われず低い評価となるので,授業には遅刻せぬこと。 
(期末レポート)比較的容易なアンケート形式になる予定である。 
(平常点)欠席した分の課題を後日提出してもよい。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
30 83.3 16.7 0.0 0.0 0.0 0.0 3.8

<テキスト/Textbook>

  テキストは用いず,毎回プリント資料を配布する。 

 

<備考/Remarks>

この科目は書道の実技を伴うので,受講者は書道用具の携帯が必要である。ただ,手元に用具がない場合,そのまま初回の講義に出席のこと。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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