シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10280184 

△日本語史(2)
History of Japanese Language (2)
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  安井 寿枝

<概要/Course Content Summary>

 日本語史(2)では「日本語の歴史」として,前半で文章の変遷を,後半で生活語でもある方言の変遷を見る。本講義は,日本語史(1)に対応したものである。日本語史(1)では,文字の歴史,音韻の歴史を総覧した。文字および音韻の歴史を理解していることを前提として行うため,「日本語史(1)-1」を受講していることが望ましい。受講していない場合は,日本語史関連の文献にて,文字および音韻の歴史を把握しておくこと。 
 なお,講義は,プリントにて行う。プリントには,各時代を理解するための資料が載せてあるため,ノートなどがあるとよい。

<到達目標/Goals,Aims>

文章の歴史では,現在の文章がどのように形成されたかを理解できるようになること。方言の歴史では,中央語や方言への意識の変化を理解できるようになること。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 位相と位相語  (授業時間外の学習/ Assignments) 「位相語」についての理解を十分にすること。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 上代の文章 ―和化漢文・万葉仮名文―  (授業時間外の学習/ Assignments) 「万葉仮名」の成立について復習しておくこと。さらに,参考文献にあげた『概説 日本語の歴史』で対応した部分を読んでおくとよい。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 中古の文章(1) ―漢文訓読体―  (授業時間外の学習/ Assignments) 「ヲコト点」「片仮名」の成立について復習しておくこと。さらに,参考文献にあげた『概説 日本語の歴史』で対応した部分を読んでおくとよい。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 中古の文章(2) ―和文体―  (授業時間外の学習/ Assignments) 「平仮名」の成立について復習しておくこと。さらに,参考文献にあげた『概説 日本語の歴史』で対応した部分を読んでおくとよい。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 中世の文章 ―和漢混淆文―  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献にあげた『概説 日本語の歴史』で対応した部分を読んでおくとよい。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 近世の文章 ―雅俗折衷文・口語文―  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献にあげた『概説 日本語の歴史』で対応した部分を読んでおくとよい。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 現代の文章 ―言文一致運動―  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献にあげた『概説 日本語の歴史』で対応した部分を読んでおくとよい。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 方言とは  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献にあげた『概説 日本語の歴史』で対応した部分を読んでおくとよい。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 上代の方言  (授業時間外の学習/ Assignments) 「上代特殊仮名遣」および文語文法を復習しておくこと。さらに,参考文献にあげた『概説 日本語の歴史』で対応した部分を読んでおくとよい。 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 中古の方言  (授業時間外の学習/ Assignments) 音韻の歴史を復習しておくこと。さらに,参考文献にあげた『概説 日本語の歴史』で対応した部分を読んでおくとよい。 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 中世の方言  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献にあげた『概説 日本語の歴史』で対応した部分を読んでおくとよい。 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 近世方言  (授業時間外の学習/ Assignments) 文語文法,口語文法,現代の音韻を復習しておくこと。さらに,参考文献にあげた『概説 日本語の歴史』で対応した部分を読んでおくとよい。 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 現代の方言(1) -東西の対立―  (授業時間外の学習/ Assignments) 口語文法を復習しておくこと。さらに,参考文献にあげた『概説 日本語の歴史』で対応した部分を読んでおくとよい。 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 現代の方言(2) -標準語・共通語の成立―  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考文献にあげた『概説 日本語の歴史』で対応した部分を読んでおくとよい。 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) まとめ  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義の総覧を行う。 

講義の進行により予定を変更することもある。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

課題  40%  e-classにおいて行います。 
論述試験  60%  e-classにおいて行います。 

各時代に登場する文章の特徴を理解できているか,各時代について中央語や方言への意識を理解できているかを評価する。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
56 3.6 19.6 25.0 8.9 42.9 0.0 1.3

<テキスト/Textbook>

  適宜プリント(A4またはA3)を配布する。 

 

<参考文献/Reference Book>

佐藤 武義  『概説 日本語の歴史』(朝倉書店、1995)本講義はこのテキストにほぼ準ずるため,休んだ日はこのテキストにて復習しておくこと。 
 

亀井 孝,大藤 時彦,山田 俊雄  『日本語の歴史1~7,別巻』(平凡社、2007)
 

 

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