シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10280015-001 

△日本文学研究演習(2)-1
Research and Seminar in Japanese Literature (2)-1
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  演習/Seminar

  大山 和哉

<概要/Course Content Summary>

大田南畝『狂歌百人一首』(天保一四(1843)刊)の読解を行う。江戸時代には『百人一首』が多くパロディ化されており,『狂歌百人一首』もその一つである。各歌の内容をもじって滑稽味を持たせているが,その面白さは元となった歌の解釈が前提となっている。本演習では,本来の『百人一首』の正しい解釈を行った上で,『狂歌百人一首』のどこに面白さがあるのかを検討する。雅と俗の対比によって江戸時代の文芸の雰囲気をつかむと共に,テキストの実証的な読解を行う基礎を学ぶ。

<到達目標/Goals,Aims>

・和歌作品・狂歌作品を読解するということがどういうものであるかを,実践を通して身につける。  
・資料読解に必要な知識と技術が身につく。  
・文学作品を実証的に分析できるようになる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) テキストについての解説,調査方法と主な調査資料の紹介,担当箇所決定  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習,テキストを読む(60分) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 発表例と注意事項  (授業時間外の学習/ Assignments) 発表方法の復習(60分) 
(実施回/ Week) 3-14  (内容/ Contents) 受講生による発表と,受講生全体での検討  (授業時間外の学習/ Assignments) 扱った本文の復習と,発表資料作成(30分) 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 授業全体のまとめ,レポート作成方法の指示  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業内容の復習(30分)とレポート作成 

初回授業時に担当箇所と発表日時を決定するので,必ず出席すること。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

期末レポート試験  40%  学期末に提出するレポートによって評価する 
口頭発表  40%  口頭発表の様子とレジュメの内容により評価する 
平常点(授業内の発言,受講態度等)   20%  他者の発表に対する発言等により評価する 

平常点は,発表時のレジュメの作り方,発表内容,質疑応答の様子の他,自身が発表を担当していない回の様子も含めて評価する。他者の発表時にも積極的に発言し,研鑽して欲しい。

<テキスト/Textbook>

初回授業時に配布する。

<参考文献/Reference Book>

太田南畝著/三浦理編  『『太田南畝集 全』』(有朋堂書店、1913)219-234  
 

  『百人一首注釈書叢刊(1巻~20巻,別巻1・2巻)』(和泉書院、1991-2012)
 

その他,授業中に適宜指示する。

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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