<概要/Course Content Summary>
春学期は,テキストおよび資料を用いて日本語の研究方法や資料の扱い方を指導する。テキストにより,研究のための基本的知識を確認するとともに,研究のための用例の収集方法について,各種の索引や辞典類,電子データなどの扱い方を学ぶ。また,単語を資料の中から探し出し,問題点を考察する手順を発表形式で学ぶ。 秋学期には,卒論のテーマを設定して,それについての先行研究の報告や具体例の調査をしてもらう。発表は3回ぐらい。受講生はその報告に対しての議論に参加し質問をしながら,問題点を明らかにしていく。秋学期の終わりには,そのテーマによって30枚程度のレポートを作成する。 なお,秋学期は対面授業を基本とするが,状況によってteamsによるオンライン(双方向)に変えることがある。
<到達目標/Goals,Aims>
日本語学の研究を進めるための基本的な知識として,文献探索の方法,問題の発見,論証の仕方,文章のまとめ方などを習得し,卒論の研究の基礎ができるようにする。
<授業計画/Schedule>
(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
(春学期)
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(実施回/ Week)
1~3
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(内容/ Contents)
論文・資料の検索方法の指導(ジャパンナレッジの使用法など)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
復習
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(実施回/ Week)
4~8
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(内容/ Contents)
テキストの講読を通じた研究分野・研究方法の理解(文字・文法・語彙・文章文体等)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
予習・復習
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(実施回/ Week)
9~15
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(内容/ Contents)
古典語資料,近現代資料から語を抜き出し考察する手順を学ぶ。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
レジメ作成
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(実施回/ Week)
(秋学期)
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(実施回/ Week)
1
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(内容/ Contents)
資料検索・用例整理・論文作成の技法を習得
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(授業時間外の学習/ Assignments)
予習・復習
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(実施回/ Week)
2~14
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(内容/ Contents)
各自のテーマの報告
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(授業時間外の学習/ Assignments)
発表の準備
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(実施回/ Week)
15
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(内容/ Contents)
研究テーマの確定と論文作成の技法
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(授業時間外の学習/ Assignments)
レポート作成
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予定は,出席者の人数等により,前後することがある。
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
平常点
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50%
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出席状況に,授業での発表状況を加味する。
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期末レポート試験
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50%
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秋学期の最後に出す課題のことである。
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春学期に授業での発表を発展させたまとめと,秋学期に卒論に関わるレポートと,2つ出してもらう予定。
<テキスト/Textbook>
小池清治 『現代日本語探究法』 (朝倉書店、2001年)
各自で入手する。出版社から送料無料で直接入手する。
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