<概要/Course Content Summary>
卒業論文の準備段階としての演習。3年の段階で,おおよそのテーマや対象作家のめどを立て,個人全集の読破,参考文献目録の作成などの基礎的作業を行なってほしい。ゼミでは,学生諸君各自の研究テーマに関する近現代文学作品を分担して,できるだけ詳細な研究発表を行ない,討論する。 この演習での討論が,来年度の卒業論文に向けての問題意識を深める基となることが望まれる。そのためには,自覚をもって積極的に参加してほしい。周到な準備を調えて発表に臨むことはいうまでもないが,発表者以外の受講生も,必ずひと言は発言すること。
<到達目標/Goals,Aims>
文学研究のあり方を学び,年度末には卒業論文の具体的なテーマを決められるようにしてほしい。
<授業計画/Schedule>
(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
1
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(内容/ Contents)
発表形式の指示。年間スケジュール(発表の分担・発表順など)の決定。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
シラバスの通読
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(実施回/ Week)
2~29
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(内容/ Contents)
受講生による研究発表。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
対象作品について,以下に示した(1)~(5)の作業を行う。
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(実施回/ Week)
30
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(内容/ Contents)
次年度の卒業論文テーマの確認。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
卒業論文の構想の具体化
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予備登録時にあらかじめ提出された,各受講生の研究テーマに沿って,短篇小説を割り当て,作品論を展開する。個人または複数の発表形式を採り,原則として1作品につき2時間を与える。 (1)初出誌・初刊本の確認による書誌的事項の報告,(2)本文異同の調査,(3)同時代評の調査・整理,(4)研究史の調査・整理,(5)注釈,などの基礎的作業をこなしたうえで,独創性と実証性を兼ね備えた研究発表を行なう。 最初の時間に,合議のうえで年間計画を立て,以降,それに従う。発表者は,わかりやすいレジュメを用意する。その他の受講生は,必ず事前に該当作品を読み,質問の準備をしておくこと。
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
平常点
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50%
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受講生の研究テーマに沿った作品を,原則として各2時間,個人またはグループ発表。質疑応答,討論参加が必要。
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期末レポート試験
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50%
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次年度,各自が卒業論文の対象とする作家(流派・時代等)の作品を選び,実証的に論じよ。
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特記事項
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無断欠席不可。やむをえず欠席する場合でも,必ず事前に連絡すること。
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<テキスト/Textbook>
文学史研究会編 『近代の短編』 (笠間書院、1982)
生協
ISBN:978-4-305-00136-5
他に,コピー,プリントを使用。
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授業時に指示する。
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