<概要/Course Content Summary>
中世以降のドイツ史を研究する場合に,ドイツ語文献が不可欠なのはもちろんであるが,古代ギリシア・ローマ,中世以降の東欧・北欧に関してもドイツ語で書かれた文献は重要な意味をもつ。 授業では,ドイツ近代史の概説書として評価の高いThomas Nipperdey, Deutsche Geschichte1866-1918を引き続き読み進めてゆく予定であるが,受講生の学力や志向に応じて変更することもある。その場合は,春学期の最終授業で学生と相談する。 授業で指名された学生は,テキストの指定された箇所をドイツ語で音読したうえで,日本語に訳してゆく。その後で,担当者が一文ずつ内容を把握できるように解説する。また,必要に応じて,論文を読むうえで必要なドイツ語文法の説明もする。さらに,歴史的背景や学説についても解説を加える。 受講生は最低限,辞書を片手にドイツ語が読める知識があること。
<到達目標/Goals,Aims>
卒業論文を含む西洋史の研究に必要なドイツ語論文の読解力を会得することができるようになる。 テキストを通して,ドイツ近代史の特徴とその学説について理解できるようになる。
<授業計画/Schedule>
(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
1
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(内容/ Contents)
授業のオリエンテーション。テキストの特色,授業の進め方,成績評価等について説明。
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(授業時間外の学習/ Assignments)
復習
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(実施回/ Week)
2~14
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(内容/ Contents)
独文テキストの講読と解説
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(授業時間外の学習/ Assignments)
予習・復習
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(実施回/ Week)
15
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(内容/ Contents)
まとめ
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(授業時間外の学習/ Assignments)
予習・復習
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<成績評価基準/Evaluation Criteria>
平常点
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30%
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ドイツ語テキストの音読,口頭での独文和訳。
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期末筆記試験
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70%
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授業で解説したテキストの独文和訳。 試験が不可能になった場合は,レポートに切り替える。その場合,点数配分を平常点50点,期末筆記試験50点に変更する
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平常点:正しく音読ができるか,口頭で適切に和訳できるか。 期末筆記試験:テキストを正確な日本語に翻訳できるか。
<成績評価結果/Results of assessment>
成績評価の見方について/Notes for assessment
登録者数 |
成績評価(%) |
評点 平均値 |
備考
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A |
B |
C |
D |
F |
他 |
11 |
18.2 |
18.2 |
18.2 |
36.4 |
9.1 |
0.0 |
2.0 |
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<テキスト/Textbook>
Nipperdey, Thomas
, Deutsche Geschichte 1866-1918
:
Arbeitswelt und Bürgergeist
,
2.Auflage
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(C. H. Beck, 1991)
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ISBN:3406344534
スタンダードなドイツ近代史概説書。
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テキストとして上記の文献を使用予定。第1回目の授業時にテキストのコピーを配布。
<参照URL/URL>
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