シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


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△東南・南アジア史特論(1) (東南アジアの歴史)
Topics in Southeast and South Asian History (1) -A History of Southeast Asia-
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  冨田 暁

<概要/Course Content Summary>

本講義は古代から現代までの東南アジアの歴史を扱う。古来より外部世界に開かれてきた東南アジアは多種多様なヒト・モノ・情報が活発に交流するなかで歴史が展開されてきた。そのため,東南アジアの歴史は中国や日本などをはじめとする世界の諸地域と密接に関係している。東南アジアの歴史は世界史全体の中で依然として「マイナー」扱いされることが多いが,世界史における東南アジアの立ち位置および重要性を正しく理解することは,現在の私たちにとって必要な世界史の理解には欠かせない上に,他地域の歴史を学ぶさいにも有用な視座の習得につながる。本講義では,世界全体の流れとの関連ならびに東南アジアという地域の特徴の双方に留意しながら,東南アジアの古代から現代までの歴史的展開を概観する。

<到達目標/Goals,Aims>

東南アジア史の概要を他地域および世界史との比較や関連のなかで理解し説明できるようになることに加え,自らと異なる「他者」の歴史・文化などに関する理解や洞察を深めていくことのできる能力の向上を目標とする。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 第1回  (内容/ Contents) イントロダクション:東南アジアの自然と社会  (授業時間外の学習/ Assignments) 媒体を問わず東南アジアに関する情報に意識的に接してみること。 
(実施回/ Week) 第2回  (内容/ Contents) 古代国家の成立  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義中に紹介する参考文献等などを通じて講義内容について理解を深めること。 
(実施回/ Week) 第3回  (内容/ Contents) 海上交易と「国風文化」の発展  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義中に紹介する参考文献等などを通じて講義内容について理解を深めること。 
(実施回/ Week) 第4回  (内容/ Contents) 「危機」の時代としての13〜14世紀  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義中に紹介する参考文献等などを通じて講義内容について理解を深めること。 
(実施回/ Week) 第5回  (内容/ Contents) 「交易の時代」の東南アジア(15〜17世紀)  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義中に紹介する参考文献等などを通じて講義内容について理解を深めること。 
(実施回/ Week) 第6回  (内容/ Contents) モノから見る東南アジアの歴史と文化(陶磁器,香料・香辛料・香木)  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義中に紹介する参考文献等などを通じて講義内容について理解を深めること。 
(実施回/ Week) 第7回  (内容/ Contents) ヨーロッパ・華人勢力の拡大と近世国家の展開(18世紀)  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義中に紹介する参考文献等などを通じて講義内容について理解を深めること。 
(実施回/ Week) 第8回  (内容/ Contents) 東南アジアの植民地化(19世紀)  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義中に紹介する参考文献等などを通じて講義内容について理解を深めること。 
(実施回/ Week) 第9回  (内容/ Contents) モノから見る東南アジアの歴史と文化(コーヒー,紅茶,米,アヘン)  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義中に紹介する参考文献等などを通じて講義内容について理解を深めること。 
(実施回/ Week) 第10回  (内容/ Contents) ナショナリズムの形成と発展(20世紀前半)  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義中に紹介する参考文献等などを通じて講義内容について理解を深めること。 
(実施回/ Week) 第11回  (内容/ Contents) アジア・太平洋戦争と東南アジア  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義中に紹介する参考文献等などを通じて講義内容について理解を深めること。 
(実施回/ Week) 第12回  (内容/ Contents) 東南アジアにおける「植民地」という過去と記憶  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義中に紹介する参考文献等などを通じて講義内容について理解を深めること。 
(実施回/ Week) 第13回  (内容/ Contents) 国民国家建設とASEAN(20世紀後半)  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義中に紹介する参考文献等などを通じて講義内容について理解を深めること。 
(実施回/ Week) 第14回  (内容/ Contents) 東南アジアと現代世界・日本  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義中に紹介する参考文献等などを通じて講義内容について理解を深めること。 
(実施回/ Week) 第15回  (内容/ Contents) まとめ  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義中に紹介する参考文献等などを通じて講義内容について理解を深めること。 

受講者と相談の上で,授業計画を変更する可能性があります。 
新型コロナウイルスの影響によっては,授業形態が変更になる可能性があります。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)  40%  毎回,授業に関するコメントや質問などを提出してもらい,平常点とします。  
期末レポート  60%  期末レポートを通じて,受講者の最終的な理解ならびに考えや意見を問います。 

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
17 52.9 35.3 0.0 0.0 11.8 0.0 3.2 *

<テキスト/Textbook>

特に使用しません。必要に応じて資料を配付します。また,画像や映像資料も適宜使用します。

<参考文献/Reference Book>

桃木至朗  『歴史世界としての東南アジア』第2版 (山川出版社、2003)ISBN:9784634341203 初版は1996年ですが,改訂された第2版が出ていますので注意してください。 
 

大阪大学歴史教育研究会(編)  『市民のための世界史』(大阪大学出版会、2014)ISBN:9784872594690 
 

古田元夫(編著)  『東南アジアの歴史』(放送大学教育振興会、2018)ISBN:9784595318580 
 

上記以外の参考文献については,講義の中で適宜紹介します。 
高校の世界史や地理の教科書・資料集も予習・復習時などに簡便です。

<備考/Remarks>

講義に対する興味関心と理解を深めるために,身の回りに実は多く存在する東南アジアにかんするものに日頃から意識を向けてみてください。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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