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※学期中に内容が変更になることがあります。 | |||||
2020年度
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<概要/Course Content Summary> 貴族社会の政務や日常を理解するためには,リアルタイムに書き遺された貴族の日記(古記録)が良き道標となる。当授業においては,貴族政権の最盛期である藤原道長の時代に書かれた『小右記』と,武家政権樹立以降に書かれた『猪隈関白記』を扱う。 <到達目標/Goals,Aims> 日記を読むことは混乱を我慢することだ,と云った人がいるが,事実,日記には当時の政務,行事を始めとする日々の出来事に関する記述から,人間関係に至るまで,あらゆる事象が何の説明もなく当然のごとく記されている。従って,慣れるまでには相当の混乱が予想される。ただ,基本的な歴史用語や研究史を理解することにより,そうした混乱は完全に解消されるとは云わないまでも,軽減はされる。授業においては,学生が分担する条文を解釈するに最低限必要な情報にたどり着く手続きを理解できるよう配慮したい。 <授業計画/Schedule>
『小右記』『猪隈関白記』どちらか一方に絞って読むことへの希望があれば,受講者の意向に従う。 <成績評価基準/Evaluation Criteria>
歴史学は史料に語らせることにより過去を復元することを目的としていることから,何よりも史料に慣れることが要求される。肩肘張って構える必要はないが,レジュメ作成に際し,どれだけ史料と向き合う姿勢が見られたかがポイントとなる。 <テキスト/Textbook> 講読に際し,必要最低限の史料・参考資料は予め配布する。講読時には発表担当者がレジュメを作成し配布。 <参考文献/Reference Book>
<備考/Remarks> 日記は読み方によって表面とはずいぶん異なった情報を提供してくれることを実感する場としたい。 |
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