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※学期中に内容が変更になることがあります。 | |||||
2020年度
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<概要/Course Content Summary> 文献史料(特に漢文史料)の読解を通して日本文化史研究への導入を行う。概説書や小説を読むだけで過去の歴史がわかったと思うのは,他人の意見や評判だけで人を判断するに等しい。直接その人と向き合い,その声に耳を傾けてこそ,自分自身の心で相手を理解することができる。もちろん,過去の文化と向き合うのは容易なことではない。異文化との対話同様,言葉の壁もあるし,価値観のズレもある。そして相手は自分を生み出した過去でもある。しかし,だからこそ実り豊かな対話が生まれるのである。日本文化史研究を志す受講生には,ぜひ自分の眼で過去と向き合ってほしい。対話には,多様な媒体=「史料」が用いられるが,最近では漢文・古文を読める人が減りつつあり,自分の眼で過去と対話すること自体が困難になってきている。読解力の練磨が不可欠なのである。もちろん読解そのものが最終目的なのではない。本当の難しさはさらにその先にある。文字史料はかなり多くの情報を提供してくれるが,かえってその扱いは難しい。先行する資料を前提に新たな言説が生み出されたり,特定の意図のもとに歴史事実とは異なることが語られるという歴史事実もある。史料を生み出した「ひと」の顔を思い浮かべ,「史料の個性」を感じ取りながらそこに静かに耳を傾けること,これもまた文化史研究にとって大切な第一歩である。 <到達目標/Goals,Aims> 主に漢文によって書かれた日本史史料を漢和辞典を引きながら読解し,加えて関連史料を収集してその歴史的含意を把握することができるようになること。 <授業計画/Schedule>
上記の全体計画のもとで,秋学期16~30を運営する。春学期・秋学期通して一人1回程度,担当史料に関する発表を分担する。また,各発表を受けて参加者全体で討論する。 <成績評価基準/Evaluation Criteria>
<テキスト/Textbook>
古代~近世の各時代の基本史料より選択した共通テキスト(授業1回目に頒布。)と,各クラス担当者が追加するオリジナルテキスト。 <備考/Remarks> 演習科目は毎回十分な予習・復習が不可欠である。受講生は相当の覚悟をもって臨んでもらいたい。なお,クラス分けは授業開始以前に掲示板に指示する。 |
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お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
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