シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10270101-053 

△西洋文化史概説(1)-53
Introduction to Western Cultural History (1)-53
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  米本 雅一

<概要/Course Content Summary>

本講義は「文化史」という視点から西洋の古代~中世史を概観する。現代歴史学において「文化」という視点から歴史をみること(=「文化論的転回」)の重要性が指摘されるようになってて久しい。この文化論的な歴史学のアプローチを踏まえつつ,各時代の西洋社会の特徴を検討する。今学期は,西洋の古典古代から中世の歴史を,他者意識・ジェンダー・死生観・政治文化・文化変容・身体観といった文化史的なテーマから捉えなおす。

<到達目標/Goals,Aims>

現代歴史学における文化史的方法論から西洋史を捉えることが本講義のテーマであり,西洋社会の発展および個別の歴史的事例を知識として身につけるだけでなく,文化史的発想で歴史を考えることができるようになることを目標とする。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 序論:西洋史学における文化史  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義の関連文献を読み込む 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 古代ギリシア世界とポリス  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義の関連文献を読み込む 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 古代ギリシアのポリス社会 (1) :ポリス社会の周辺に置かれた人びと  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義の関連文献を読み込む 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 古代ギリシアのポリス社会 (2):アテナイの政治文化における贈与と賄賂  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義の関連文献を読み込む 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ギリシア文化の拡大と変容:ヘレニズムと地中海世界  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義の関連文献を読み込む 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ローマ帝国とその特徴  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義の関連文献を読み込む 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ローマ帝国の形成と社会(1):政治と儀礼  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義の関連文献を読み込む 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ローマ帝国の形成と社会(2):帝国・スペクタクル・観客  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義の関連文献を読み込む 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ローマの帝国の形成と社会(3):ローマ社会のなかの死  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義の関連文献を読み込む 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) ローマ帝国とキリスト教  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義の関連文献を読み込む 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 古代から中世へ  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義の関連文献を読み込む 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 中世社会の諸相(1):結婚における政治と宗教  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義の関連文献を読み込む 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 中世社会の諸相(2):中世社会における身体  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義の関連文献を読み込む 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 中世社会の諸相(3):キリスト教と死の世界  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義の関連文献を読み込む 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) まとめ:文化史的想像力とは  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義の関連文献を読み込む 

講義の進行具合によっては,変更する場合もある。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点  50%  毎回,講義についてのまとめや意見を問う小レポートを課す(e-classを利用)。 
期末レポート試験  50%  講義内容に関連したレポートを課す(e-classを利用)。 

平常点は,毎回の講義内容に関する小レポートを課し,講義内容の理解度を問う。 
期末レポートは,講義内容に関連する文献を読み,レポートを作成する。講義と文献で得た知識を自分なりに消化し,文章としてまとめることができるかを問う。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
163 17.8 28.8 21.5 10.4 21.5 0.0 2.1

<参考文献/Reference Book>

ピーター・バーク  『文化史とは何か』増補改訂版 (法政大学出版局、2010(初版:2008))
 

リン・ハント(編)  『文化の新しい歴史学』(岩波書店、1993(2000))
 

リン・ハント  『グローバル時代の歴史学』(岩波書店、2016)
 

上記以外の文献については,授業時に適宜指示する。

<備考/Remarks>

基本的な西洋史の知識を前提とした講義を行うので,西洋史を専攻していない学生,高等学校などで世界史を履修していない学生は西洋史の概説書を読んでおくことが望ましい。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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