シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


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△考古学概論(2)
Introduction to Archaeology (2)
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  水ノ江 和同

<概要/Course Content Summary>

 本授業では,考古学研究の原則が「時間軸に則った遺物や遺構の分析」であることを随時確認しながら,①遺跡・遺構・遺物の分析方法,②研究史分析の重要性,③考古学を通じた歴史叙述の方法,という3つの観点から,考古学研究の在り方と現代社会におけるその意義や必要性について追究する。対象とする時代は,弥生時代から現代までである。また,国内で年間約8,000件も行われている発掘調査(行政目的による埋蔵文化財発掘調査)の実態と考古学との関係性についても確認する。なお,担当者は文化庁記念物課,九州国立博物館,福岡県教育委員会において,文化財保護及び博物館展示の実務経験があり,その経験を活かした解説を行う。 
 また,毎回の講義では,その時々の新聞報道などで話題になっている発掘調査成果や考古学関連出版物の解説を行い,我々の生活と考古学との関係性について実感できるよう心がける。 
 本授業は考古学概論(2)であるが,考古学概論(1)と併せて構成されており,両授業を通年受講することで考古学研究の全体像が把握できる構成になっている。 
 キーワード :遺物・遺構・遺跡,研究史,時間軸,埋蔵文化財

史跡:保渡田古墳群・二子山古墳(群馬県)

史跡:保渡田古墳群・八幡塚古墳(群馬県)

<到達目標/Goals,Aims>

 本授業は考古学概論(2)であるが,考古学概論(1)と併せて構成されており,両授業を通年受講することで学生が考古学研究の全体像を把握することができるようになる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 弥生時代の考古学(1)−弥生時代研究の歴史−  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考図書の閲読 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 弥生時代の考古学(2)−金印と邪馬台国−  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考図書の閲読 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 弥生時代の考古学(3)−弥生時代のはじまり−  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考図書の閲読 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 弥生時代の考古学(4)−弥生王の登場−  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考図書の閲読 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 古墳時代の考古学(1)−古墳時代研究の歴史−  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考図書の閲読 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 古墳時代の考古学(2)−古墳時代のはじまり−  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考図書の閲読 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 古墳時代の考古学(3)−装飾古墳−  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考図書の閲読 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 古代の考古学  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考図書の閲読 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 中近世及び近代の考古学  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考図書の閲読 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 水中考古学  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考図書の閲読 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 考古学と震災対応  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考図書の閲読 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 考古学と世界文化遺産  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考図書の閲読 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 埋蔵文化財保護の歴史  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考図書の閲読 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 考古学と博物館  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考図書の閲読 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 考古学と現代社会  (授業時間外の学習/ Assignments) 参考図書の閲読 

受講者の理解度や時事情報の有無により,授業計画を変更する可能性がある。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,授業に臨む意欲等)  10%  出席度,授業姿勢・意欲などを総合評価 
期末レポート試験・論文  70%  授業内容を踏まえた3000字程度のレポートを提出。 
提出物  20%  授業内容に関連した提出物(3〜4回) 

期末試験レポートがもっとも大きなウエートを占めるが,中間レポート,出席度,授業姿勢・意欲などを踏まえ総合評価する。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
44 36.4 25.0 9.1 13.6 15.9 0.0 2.5

<テキスト/Textbook>

特になし。ただし,毎回の授業でA4で1枚程度の配布資料がある。

<参考文献/Reference Book>

都出比呂志  『古代国家はいつ成立したか』(岩波新書、2010)
 

広瀬和雄  『前方後円墳の世界』(岩波新書、2011)
 

特になし。

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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