シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10260414 

△芸術情報論Ⅰ
Art Information Theory I
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  平井 章一

<概要/Course Content Summary>

私たちは高度に情報化された社会で生きている。私たちとアートを結び付けているのもまた情報である。自身の作品や活動の情報をいかにして広く的確に発信するかや,反対に膨大な情報のなかからいかにして必要な情報を選別し受信するかが,アートの送り手や受け手にとって大きな課題となっている。さらに近年では,そうした情報化社会をテーマにしたり,情報そのものを使い表現する作品も現れている。この授業では,講師の研究分野や美術館勤務経験を踏まえ,紙からデジタルへの流れを追いながら,アートと情報の関係を多面的に検証する。

<到達目標/Goals,Aims>

近代以降の芸術における情報の役割や重要性を理解し,情報を読み解く能力や情報を戦略的ツールとして捉え活用する意識,芸術に関する必要な情報を入手する実践的な技術を身につけられるようにする。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) はじめに:授業のねらい,本講義で対象とする「情報」とは何か,今後の流れなど。  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業中に予習を指示する。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) アーティストと情報(1) 吉原治良を例に:1930年代の抽象絵画と欧米からの情報  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業中に復習・予習を指示する。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) アーティストと情報(2) 吉原治良を例に:九室会と機関誌『九室』  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業中に復習・予習を指示する。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) アーティストと情報(3) 吉原治良を例に:具体美術協会  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業中に復習・予習を指示する。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) アーティストと情報(4) 吉原治良を例に:機関誌『具体』と国際性の獲得  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業中に復習・予習を指示する。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 美術館と情報(1) 兵庫県立美術館を例に。  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業中に復習・予習を指示する。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 美術館と情報(2) 国立新美術館を例に。  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業中に復習・予習を指示する。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 美術館と情報(3) 海外のアートライブラリーやアーカイヴ  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業中に復習・予習を指示する。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 私たちと情報(1) 図書,雑誌  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業中に復習・予習を指示する。 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 私たちと情報(2) 展覧会,画像,映像,口述資料等  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業中に復習・予習を指示する。 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 私たちと情報(3) アーカイブとは。  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業中に復習・予習を指示する。 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 私たちと情報(4) 横断検索・連想検索,データベースの連携等が生み出す情報の新たな意味や価値  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業中に復習・予習を指示する。 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 作品としての情報(1) 安齋重男の写真を例に。  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業中に復習・予習を指示する。 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 作品としての情報(2) アーカイヴァル・アート  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業中に復習・予習を指示する。 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) おわりに:これからのアートと情報の関係,高度情報化社会をどう生きるか,授業の補足や質疑応答  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業中に復習を指示する。 

授業の進捗状況や必要に応じて,順序や配分を適時変更することがある。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)  30%  特別な理由のない遅刻や早退は減点の対象にする。 
小レポート  20%  授業開始時に前回の授業内容を簡単にまとめ提出してもらう。内容を正しく理解できているかを評価のポイントにする。 
期末レポート試験・論文  50%  最終回に課題を提示する。課題に対し独自の意見を述べているか,具体的な提案をしているか,授業の内容を踏まえ筋道を立てて論じているかを評価のポイントにする。また,誤字脱字,文法の間違いは減点の対象にする。 

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
18 5.6 50.0 5.6 5.6 33.3 0.0 1.9

<備考/Remarks>

参考文献,参考URLは,授業のなかで適時紹介する。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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