シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10240090 

△哲学特論(2) (ハイデガーの詩作的思索(2))
Topics in Philosophy (2) -Heidegger’s Poetic Thinking II-
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  松本 啓二朗

<概要/Course Content Summary>

 「哲学の終わり」を口にする戦後のハイデガーは,「詩作的思索」として自らの思索を展開していきます。それはどのような思索なのでしょうか。それはもはや「哲学」とは言えないものなのでしょうか。そもそも「哲学」とはどのような営みなのでしょうか。本講義では,このような問題を追究していきます。 
 秋学期の特論(2)では,はじめに1940年代にいたるまでのハイデガーの思索の展開を概観し,それから戦後のハイデガーの「詩作的思索」の実例を考察していきます。トラークルやゲオルゲやヘルダーリーンといった詩人たちへのハイデガーの取り組みが取り上げられます。 
 本講義では,テクストを読解しながら,そこでの根本問題を受講生とともに考えていきます。受講生には,さまざまな問題を自分で考えてもらいます。

<到達目標/Goals,Aims>

 戦後のハイデガーの「詩作的思索」の実例を知ることによって,その特徴や意義を理解することができます。テクスト読解をとおして,そこに現れているさまざまな哲学的な問題を自分で考えることができるようになります。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 「哲学の終わり」と「哲学とは何か」という問い  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料の復習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 『存在と時間』で立てられた問い  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料の予習(2時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 『存在と時間』以後の思索の展開  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料の予習(2時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 「詩作的思索」,「存在史的思索」とは何か  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料の予習(2時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 戦後のハイデガーによる「詩作的思索」の特徴(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料の予習(2時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 戦後のハイデガーによる「詩作的思索」の特徴(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料の予習(2時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) リルケ解釈  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料の予習(2時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) トラークル解釈(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料の予習(2時間) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) トラークル解釈(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料の予習(2時間) 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) ヘーベル解釈  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料の予習(2時間) 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) ゲオルゲ解釈  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料の予習(2時間) 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 戦後のヘルダーリーン解釈(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料の予習(2時間) 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 戦後のヘルダーリーン解釈(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料の予習(2時間) 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 再び,「哲学とは何か」という問い  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料の予習(2時間) 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) まとめ  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布資料の予習(2時間) 

受講生の理解の度合いに応じて授業計画を変更する可能性があります。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

小レポート  50%  授業のなかでさまざま「問い」に答えてもらいます。 
クラスで発表など  40%  テクスト読解の担当を決めて,議論の中心になってもらいます。 
クラスへの貢献度  10%  授業中の積極的な発言も評価の対象にします。 

哲学的な問題を自ら考えていくことを求めます。そのためにテクストを精読し,さまざまな「問い」に答えてもらいます。

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
20 35.0 15.0 10.0 10.0 30.0 0.0 2.2
 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
Copyright(C) 2020 Doshisha University All Rights Reserved. 無断転載を禁止します。