シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10240064-002 

△英書講読Ⅳ〔哲〕-2
Reading Philosophy in English IV-2
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  演習/Seminar

  鬼頭 葉子

<概要/Course Content Summary>

本演習で講読するのは,『正義論』で著名なジョン・ロールズが,1942年にプリンストン大学に提出した卒業論文(senior thesis)です。テーマは「罪と信仰の意味」についてであり,そのため本書ではパウロやアウグスティヌスなどのキリスト教思想家も詳しく取り上げられています。しかし彼の関心は,個人と共同体とはどのような関係にあるか,また共同体とはどのように位置づけられるかといったテーマを深く追求することにもあります。その点で,後のロールズの一連の政治哲学に関する著作との一貫性や差異などについても考察しつつ本書を読むことは,非常に意味があります。 
本書には,晩年に自らの宗教観について述べた"On My Religion"という短いテキストが付いています。最初に"On My Religion"を読んだ上で,その後,若きロールズの論文を読み進め,両者の宗教観の違いについても比較していきたいと思います。

<到達目標/Goals,Aims>

本演習には,当該テキストの講読のみならず,その後のロールズの政治哲学に関するテキストの講読や調査なども含まれます。参加者はロールズや関連する思想家について幅広く理解できることを目指します。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) イントロダクション: ロールズ思想の概要など  (授業時間外の学習/ Assignments) 次回の箇所の予習。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 文献講読および調査内容の発表 (1)   (授業時間外の学習/ Assignments) 復習および該当箇所で登場する思想家についての調査。次回の箇所の予習。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 文献講読および調査内容の発表 (2)   (授業時間外の学習/ Assignments) 復習および該当箇所で登場する思想家についての調査。次回の箇所の予習。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 文献講読および調査内容の発表 (3)   (授業時間外の学習/ Assignments) 復習および該当箇所で登場する思想家についての調査。次回の箇所の予習。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 文献講読および調査内容の発表 (4)   (授業時間外の学習/ Assignments) 復習および該当箇所で登場する思想家についての調査。次回の箇所の予習。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 文献講読および調査内容の発表 (5)   (授業時間外の学習/ Assignments) 復習および該当箇所で登場する思想家についての調査。次回の箇所の予習。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 文献講読および調査内容の発表 (6)   (授業時間外の学習/ Assignments) 復習および該当箇所で登場する思想家についての調査。次回の箇所の予習。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 文献講読および調査内容の発表 (7)   (授業時間外の学習/ Assignments) 復習および該当箇所で登場する思想家についての調査。次回の箇所の予習。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 文献講読および調査内容の発表 (8)  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習および該当箇所で登場する思想家についての調査。次回の箇所の予習。 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 文献講読および調査内容の発表 (9)   (授業時間外の学習/ Assignments) 復習および該当箇所で登場する思想家についての調査。次回の箇所の予習。 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 文献講読および調査内容の発表 (10)   (授業時間外の学習/ Assignments) 復習および該当箇所で登場する思想家についての調査。次回の箇所の予習。 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 文献講読および調査内容の発表 (11)   (授業時間外の学習/ Assignments) 復習および該当箇所で登場する思想家についての調査。次回の箇所の予習。 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 文献講読および調査内容の発表 (12)   (授業時間外の学習/ Assignments) 復習および該当箇所で登場する思想家についての調査。次回の箇所の予習。 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 文献講読および調査内容の発表 (13)   (授業時間外の学習/ Assignments) 復習および該当箇所で登場する思想家についての調査。次回の箇所の予習。 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) まとめ  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習および該当箇所で登場する思想家についての調査。 

学生の皆さんの学習進捗度,理解度等に応じて,授業計画を変更することがあります。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点  30%  演習で発表した内容の正確さ,理解度の深さをもとに評価する。 
中間レポート  30%  講読したテキスト内容や登場する思想家について考察したレポートを作成する。内容の正確さ,理解度の深さをもとに評価する。 
期末試験  40%  講読したテキスト内容について,理解の正確さや論述の的確さをもとに評価する。 

5回以上欠席した学生は,成績評価の対象となりません。 
中間レポート未提出者および期末試験の未受験者は,成績評価の対象となりません。

<テキスト/Textbook>

John Rawls , A Brief Inquiry into the Meaning of Sin and Faith: With “On My Religion” .   (Harvard University Press, 2010) .  ISBN:978-0674047532 

 

<参考文献/Reference Book>

教室で適宜紹介します。

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
Copyright(C) 2020 Doshisha University All Rights Reserved. 無断転載を禁止します。