シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


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△美術史特講Ⅳ (中国美術史の諸問題)
Advanced Lectures in History of Art IV
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  河野 道房

<概要/Course Content Summary>

―中国美術史の諸問題―   
日本・東洋の芸術についての諸問題を論ずる。受講生が発表した,各自の研究テーマに関する文献(研究論文を含む),あるいは作品を取り上げ,それをもとに研究する際に浮かび上がってくる諸問題の所在,その様態,その解決法を中国美術史を中心に講ずる。 
 

<到達目標/Goals,Aims>

日本美術史にとっては基本的な概念の多くは中国の画論書から学び取られたものである。「気韻生動」をはじめとする「画の六法」などがそれである。日本・東洋の芸術史を研究する際に必要なことはこうした概念を正確に把握していることであり,西洋とは異なる人間と芸術との関係を知ることである。受講生の芸術史研究が東洋の芸術をテーマとしていることを自覚し,その基盤をなす中国の芸術観を把握することによって,術語の意味が正確に把握でき,正しく使用ができるようになること。 

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 中国の画論書について   (授業時間外の学習/ Assignments) 自らの研究に資するものを確認し,研究を深めること。  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 『歴代名画記』について   (授業時間外の学習/ Assignments) 自らの研究に資するものを確認し,研究を深めること。  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 「画の六法」について   (授業時間外の学習/ Assignments) 自らの研究に資するものを確認し,研究を深めること。  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 『唐朝名画録』と「逸品」について   (授業時間外の学習/ Assignments) 自らの研究に資するものを確認し,研究を深めること。  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 『筆法記』と「画の六要」について   (授業時間外の学習/ Assignments) 自らの研究に資するものを確認し,研究を深めること。  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 『図画見聞誌』について   (授業時間外の学習/ Assignments) 自らの研究に資するものを確認し,研究を深めること。  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 気韻生知説について   (授業時間外の学習/ Assignments) 自らの研究に資するものを確認し,研究を深めること。  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 『画継』と南宋画院の絵画観について   (授業時間外の学習/ Assignments) 自らの研究に資するものを確認し,研究を深めること。  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 蘇軾の絵画観について   (授業時間外の学習/ Assignments) 自らの研究に資するものを確認し,研究を深めること。  
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 『画鑑』について   (授業時間外の学習/ Assignments) 自らの研究に資するものを確認し,研究を深めること。  
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 『図絵宝鑑』について   (授業時間外の学習/ Assignments) 自らの研究に資するものを確認し,研究を深めること。  
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 『写山水訣』について   (授業時間外の学習/ Assignments) 自らの研究に資するものを確認し,研究を深めること。  
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 『画禅室随筆』について   (授業時間外の学習/ Assignments) 自らの研究に資するものを確認し,研究を深めること。  
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 『芥子園画伝』について   (授業時間外の学習/ Assignments) 自らの研究に資するものを確認し,研究を深めること。  
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) まとめ   (授業時間外の学習/ Assignments) 自らの研究に資するものを確認し,研究を深めること。  

春学期と同様に,受講生の発表によるところが大きいので,発表者によって発表内容の検討や発表技術の指導といったことに時間を割くことが多い場合がある。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,質疑応答参加,発表等)  50%  時に感想文や質問事項を書いてもらう。授業中の討論に積極的に参加すること。  
期末レポート試験・論文  50%  授業の理解や,テーマ・資料の独創性を重視する。 

<参考文献/Reference Book>

授業中に随時,指示する。

<備考/Remarks>

恒常的に視聴覚機材を用いる。受講に際しては,必ず事前に連絡を取り,相談すること。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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