シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


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△英語音声学・音韻論Ⅱ
English Phonetics and Phonology II
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  菅原 真理子

<概要/Course Content Summary>

「文字のない言語は存在しても,音声のない言語は存在しない」と言われるほど,音声は言語にとって重要な要素である。よって音声学と音韻論は,言語学および英語学を学ぶにあたり,避けては通れない分野である。春学期科目の「英語音声学・音韻論 I」でも使用した教科書を使用し,音韻論の中でも「アクセントと強勢」(3章)「形態論と音韻論」(第4章),「句レベルの音韻論」(教科書第 5 章),「最適性理論」(第 6 章)を扱う。時間が許せば,後半でアメリカ英語の方言における様々な発音について触れる。

<到達目標/Goals,Aims>

・普段何気なく使っている英語や日本語の音声にも,興味深い現象があることに気づき,その現象から一般化を導き出し規則性を見出す能力を身につけることができるようになる。 
・日本語と英語の音韻特徴を,単に両言語の「違い」にだけにとらわれるのではなく,「共通性」にも着目することで,より大きな視点からとらえられるようになる。 
・日本語を母語とする英語学習者が英語の発音を学ぶ際に,困難を感じる点は何なのかを適切に予測できるようになる。 
・人間言語音に共通する普遍性といったところにも,理解を深めることができるようになる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 授業紹介 
 
第3章 語強勢について 
(授業時間外の学習/ Assignments) 教科書指定箇所に基づく復習と予習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 第3章 英語の強勢規則  (授業時間外の学習/ Assignments) 教科書指定箇所に基づく復習と予習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 第3章 英語の語強勢と日本語アクセントの比較  (授業時間外の学習/ Assignments) 教科書指定箇所に基づく復習と予習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 第4章 音韻論と形態論のインターフェイス1 
接辞付加による語形成と音韻論 
英語の英語のクラスIとクラスII接辞 
(授業時間外の学習/ Assignments) 教科書指定箇所に基づく復習と予習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 第4章 音韻論と形態論のインターフェイス2 
語彙規則の特徴 
(授業時間外の学習/ Assignments) 教科書指定箇所に基づく復習と予習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 第4章 音韻論と形態論のインターフェイス3 
英語と日本語の複合語 
(授業時間外の学習/ Assignments) 教科書指定箇所に基づく復習と予習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 句レベルの音韻論1 
英語の音韻語・音韻句 
(授業時間外の学習/ Assignments) 教科書指定箇所に基づく復習と予習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 句レベルの音韻論2 
英語の韻律句 
(授業時間外の学習/ Assignments) 教科書指定箇所に基づく復習と予習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 句レベルの音韻論3 
英語の単一音節機能語の弱形と強形の分布 
語彙規則と後語彙規則の比較 
(授業時間外の学習/ Assignments) 配布された資料に基づく復習と予習 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) アメリカ英語の様々な発音1 
音節尾子音/r/ 
(授業時間外の学習/ Assignments) 配布された資料に基づく復習と予習 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) アメリカ英語の様々な発音2 
3つの方言における母音推移 
(授業時間外の学習/ Assignments) 配布された資料に基づく復習と予習 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) アメリカ英語の様々な発音3 
アメリカ英語の発音を書き起こしてみよう 
(授業時間外の学習/ Assignments) 配布された資料に基づく復習と予習 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 様々な英語方言の発音  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布された資料に基づく復習と予習 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) ディスカッション  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布された資料に基づく復習と予習 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 総括  (授業時間外の学習/ Assignments) 配布された資料に基づく復習と予習 

授業計画は変更される可能性がある。その場合は,授業時に知らせる。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

期末筆記試験  80%  授業で触れた概念や考え方,理論等が理解できているかを問う。 
授業参加度  20%  授業内で担当教員の話を聞き,かつ理解しようと努力しているか.授業内でのディスカッションに積極的に参加しているか.授業内で求められた提出物を提出しているか. 

 

<成績評価結果/Results of assessment>   成績評価の見方について/Notes for assessment

    

登録者数

成績評価(%)

評点
平均値

備考

A B C D F
18 77.8 5.6 5.6 0.0 11.1 0.0 3.4

<テキスト/Textbook>

菅原真理子(編)  『日英対照言語学シリーズ第3巻『音韻論』』 (朝倉書店、2014) ISBN:4-254-51573-2 

 

 

 

<参考文献/Reference Book>

服部義弘(編)  『日英対照言語学シリーズ第2巻『音声学』』(朝倉書店、2012)ISBN:4-254-51572-5 
 

 

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