シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10210324-022 

△Junior Seminar Ⅱ-22
Junior Seminar II-22
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  演習/Seminar

  瀧田 健介

<概要/Course Content Summary>

 春学期に引き続き,引き続き生成文法理論の枠組みにおいて比較統語論の諸概念を学び,より幅広い現象を理論的に分析することの醍醐味を味うことを目指します。その中で,言語に関する「なぜ」とそれに対する自分ならではの答えをより掘り下げ,深めていくことを目指します。 
 教科書は,引き続きSyntax: A Generative Introductionを使用します。秋学期は,Chapter 7 “Extending X-bar Theory to Functional Categories (句構造の一般理論のさらなる一般化について),” Chapter 8 “Constraining X-bar: Theta Theory (句構造と動詞の意味との関係について),” Chapter 9 “Auxiliaries and Functional Categories (「助動詞」の正体について),” Chapter 10 “Head-to-Head Movement (主要部から主要部への移動について),” Chapter 11 “DP Movement (名詞句の移動について),” Chapter 12 “Wh-movement and Locality Constraints (wh疑問文にみられる移動について)”をカバーし,春学期に学んだ句構造の理論をより幅広い現象を捉えるために一般化し,さらに移動と呼ばれる現象を理論的にどのように分析するべきかを考えていきます。 
 授業の進め方も基本的には春学期のやり方を踏襲します。また,ゼミの総まとめとして学期末にレポートを執筆し,自分が立てた問いに対してどこまで納得のいく答えを見つけられたかを示してもらいます。 
 2020年度秋学期は基本的に対面で行いますが,講義内容は適宜録画し,授業時間外にも視聴できるように配慮します。具体的な進行や内容の変更点については実際の授業およびe-classを通じて連絡しますので,そちらを定期的に確認してください。

<到達目標/Goals,Aims>

(1) 生成文法理論に基づく比較統語論の基本的な考え方や研究手法をより深く理解し身につける  
(2) 専門的な内容について整理し,批判的に検討する姿勢を身につける  
(3) 興味を持ったトピックについて自分で見つけた問題点の解決案を文章の形でまとめ,翌年度以降の卒業論文の執筆につなげる

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 授業紹介および発表担当箇所の相談  (授業時間外の学習/ Assignments) 内容の復習  
教科書の予習と練習問題の解答(発表担当者は発表の準備)  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) Ch.7 Extending X-bar Theory to Functional Categories  (授業時間外の学習/ Assignments) 内容の復習  
教科書の予習と練習問題の解答 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) Ch.7の練習問題とディスカッション  (授業時間外の学習/ Assignments) 内容の復習  
教科書の予習と練習問題の解答(発表担当者は発表の準備)  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) Ch.8 Constraining X-bar: Theta Theory  (授業時間外の学習/ Assignments) 内容の復習  
教科書の予習と練習問題の解答 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) Ch.8の練習問題とディスカッション  (授業時間外の学習/ Assignments) 内容の復習  
教科書の予習と練習問題の解答(発表担当者は発表の準備)  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) Ch.9 Auxiliaries and Functional Categories  (授業時間外の学習/ Assignments) 内容の復習  
教科書の予習と練習問題の解答 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) Ch.9の練習問題とディスカッション  (授業時間外の学習/ Assignments) 内容の復習  
教科書の予習と練習問題の解答(発表担当者は発表の準備)  
(実施回/ Week) (内容/ Contents) Ch.10 Head-to-Head Movement   (授業時間外の学習/ Assignments) 内容の復習  
教科書の予習と練習問題の解答 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) Ch.10の練習問題とディスカッション  (授業時間外の学習/ Assignments) 内容の復習  
教科書の予習と練習問題の解答(発表担当者は発表の準備)  
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) Ch.11 DP Movement  (授業時間外の学習/ Assignments) 内容の復習  
教科書の予習と練習問題の解答 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) Ch.11の練習問題とディスカッション  (授業時間外の学習/ Assignments) 内容の復習  
教科書の予習と練習問題の解答(発表担当者は発表の準備)  
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) Ch.12 Wh-Movement and Locality Constraints  (授業時間外の学習/ Assignments) 内容の復習  
教科書の予習と練習問題の解答 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) Ch.12の練習問題とディスカッション  (授業時間外の学習/ Assignments) 内容の復習  
期末レポートの概要の発表準備 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 期末レポートの概要発表  (授業時間外の学習/ Assignments) 内容の復習  
期末レポートの作成 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 期末レポート概要の講評およびまとめ  (授業時間外の学習/ Assignments) 内容の復習 
期末レポートの作成 

詳細については初回授業時に受講者と相談のうえ決定する

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点  20%  予習や練習問題への取り組み 
発表  30%  内容の理解および発表の仕方  
クラスへの貢献度  20%  ディスカッションへの積極的な参加  
期末レポート  30%  内容と構成 

<テキスト/Textbook>

Andrew Carnine , Syntax :  A Generative Introduction ,  3rd Edition .   (Willey-Blackwell, 2012) .  ISBN:978-0-470-65531-3 

 

 

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