シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10210324-016 

△Junior Seminar Ⅱ-16 (Readings in Geoffrey Chaucer's Canterbury Tales)
Junior Seminar II-16 -Readings in Geoffrey Chaucer's Canterbury Tales-
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  演習/Seminar

  大沼 由布

<概要/Course Content Summary>

 中世英文学を代表する詩人で「英詩の父」ともよばれるジェフリー・チョーサーの代表作『カンタベリ物語』を読みます。イギリスは1066年にノルマン人により征服され,言語・文化などあらゆる面で大きな変化を遂げました。Junior Seminar Iで読んだ『ベーオウルフ』に加え,Junior Seminar IIで『カンタベリ物語』を読むことにより,イギリスの文学と文化がどのように発展し,今へとつながって行くのかが見えると思います。 
 作品の書かれた言語は14世紀の英語で,今とは多少違いますが,授業では当時の英語と現代の英語が並べて印刷されている版を用い,基本的に現代英語訳を読んで行きます。毎週分担者を決め,読んできた内容について発表してもらいますので,分担箇所はテキストのイントロダクションや註に加え,他の文献なども使用し,しっかりと読みこんできて下さい。発表者以外の人もテキストを読み,発表を聞いたうえで,必ず何か質問をするつもりで臨んでください。 
 この時代の英文学作品を読む機会は,普通人生でもそう多くはないと思いますが,読んでみると,意外と単純で面白いものです。珍しい経験を通して新たな発見があることを期待します。 

<到達目標/Goals,Aims>

中世後期の文学とはどういうものかを学び,そこに表現されている世界観を理解することと,文学作品を分析できるようになること

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) ガイダンス  (授業時間外の学習/ Assignments) 次回のために作品を読み,発表と質疑応答の準備をする 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) The General Prologue, ll. 1-164,447-530  (授業時間外の学習/ Assignments) 作品を読み,発表と質疑応答の準備をする 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) The General Prologue, ll. 530-785  (授業時間外の学習/ Assignments) 作品を読み,発表と質疑応答の準備をする 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) The General Prologue, ll. 786-860; 
The Wife of Bath's Prologue, ll. 1-177  
(授業時間外の学習/ Assignments) 作品を読み,発表と質疑応答の準備をする 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) The Wife of Bath's Prologue, ll. 178-430   (授業時間外の学習/ Assignments) 作品を読み,発表と質疑応答の準備をする 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) The Wife of Bath's Prologue, ll. 431-681   (授業時間外の学習/ Assignments) 作品を読み,発表と質疑応答の準備をする 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) The Wife of Bath's Prologue, ll. 682-856; 
The Wife of Bath's Tale, ll. 1-68 
(授業時間外の学習/ Assignments) 作品を読み,発表と質疑応答の準備をする 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) The Wife of Bath's Tale, ll. 69-320  (授業時間外の学習/ Assignments) 作品を読み,発表と質疑応答の準備をする 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) The Wife of Bath's Tale, ll. 321-408; 
The Pardoner's Prologue, ll. 1-11,1-134; 
The Pardoner's Tale, ll. 1-13  
(授業時間外の学習/ Assignments) 作品を読み,発表と質疑応答の準備をする 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) The Pardoner's Tale, ll. 14-257  (授業時間外の学習/ Assignments) 作品を読み,発表と質疑応答の準備をする 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) The Pardoner's Tale, ll. 258-506  (授業時間外の学習/ Assignments) 作品を読み,発表と質疑応答の準備をする 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) The Prioress's Prologue & Tale  (授業時間外の学習/ Assignments) 作品を読み,発表と質疑応答の準備をする 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 期末レポートのための準備  (授業時間外の学習/ Assignments) 発表・レポート作成の準備 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 期末レポートのための準備  (授業時間外の学習/ Assignments) 発表・レポート作成の準備 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) 卒業論文合評会参加  (授業時間外の学習/ Assignments) 卒業論文計画書提出 
合評会についてのコメントの提出 

実際の授業の様子をうけて,変更する可能性があります

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(発表と質問以外の要素)  15%  クラスへの参加姿勢や提出物がきちんと期限までに出されているか,という点がポイントです  
発表  25%  内容,ハンドアウトの作り方,質疑応答などを見ます 
質問  10%  内容が良いに越したことはないですが,まずは質問をすること自体がポイントです 
期末レポート試験・論文  50%  英文1500 words 程度。次年度のSenior Seminar Iの授業時にコメントをつけて返却します 
特記事項    出席が授業回数の三分の二に満たない場合や,発表や質問をまったくしなかった場合は,不可になります。ゼミですから,毎回きちんと準備をして出席することを基本とします 

<テキスト/Textbook>

Geoffrey Chaucer , The Canterbury Tales .   (Bantam, 2006) .  ISBN:0553210823 

 

<参考文献/Reference Book>

授業中に適宜紹介します

<備考/Remarks>

必要に応じて,(特に計画書提出後に)卒業論文執筆についての面談も行います。また,E-classやTEAMSをメールに加え,連絡手段として活用してください。  

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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