シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10210324-012 

△Junior Seminar Ⅱ-12
Junior Seminar II-12
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  演習/Seminar

  菊田 千春

<概要/Course Content Summary>

このクラスでは,春学期に引き続き,認知言語学という理論から日本語や英語などの言語のさまざまな側面に目を向け,その奥にある原理について学んでいく。私たちはあたりまえのようにことばを使い,意志を通じ合わせて生活をしている。しかしなぜ人間が言葉を使えるのか,なぜ人間の言語はこのような形をしているのか,などといった根本的な疑問について,明確な答えが解明されているわけではない。このクラスでは近年注目を集める認知言語学というアプローチから,これらの問題への答えを探る。日常の言語の中に私たちの認知能力がどのように反映されているのか,また,中学や高校で英語を学んだときには,説明されなかった英語の構造や語法,文法に関する疑問に,どのような説明が可能であるかなどを見ていくことになる。 
授業は,あらかじめ決めた分担による発表と質疑,discussionを混ぜながら進めていく。

<到達目標/Goals,Aims>

(1)いろいろな言語表現,言語現象に関わる「なぜ?」を知り,自分で考えることを通して,関心を深め,言語学的な考え方を身につける。 
(2)認知言語学という新しい枠組みについての基礎知識を身につけ,言語のさまざまな現象に対して認知言語学的な分析ができるようになる。 
(3)より専門的な内容のテキストを英語で読み,理解する。 
(4)プレゼンテーションの技術を磨く。 
(5)書式を正しく守り,適切な英語のペーパーを書けるようになる。 
(6)授業を通し,翌年執筆する卒業論文のテーマを見つける。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) General Introduction: ペーパー返却,作業  (授業時間外の学習/ Assignments) 春学期の授業の復習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 春学期の振り返り  (授業時間外の学習/ Assignments) 春学期の授業の復習 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) Chapter 5: Frames and constructions (1)   (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを読む(プレゼン担当者はプレゼン準備) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) Chapter 5: Frames and constructions (2)   (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを読む(プレゼン担当者はプレゼン準備) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) Chapter 5: Frames and constructions (3)   (授業時間外の学習/ Assignments) プリントを読む(プレゼン担当者はプレゼン準備) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 英語の名詞(可算・不可算)について(プリント)(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) プリントを読む(プレゼン担当者はプレゼン準備):レポートトピック提出 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 英語の名詞(可算・不可算)について(プリント)(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) プリントを読む(プレゼン担当者はプレゼン準備) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 英語の名詞(冠詞)について(プリント)(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) プリントを読む(プレゼン担当者はプレゼン準備) 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 英語の名詞(冠詞)について(プリント)(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) プリントを読む:(プレゼン担当者はプレゼン準備)参考文献 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 英語のアスペクトについて(プリント)(1)  (授業時間外の学習/ Assignments) プリントを読む:(プレゼン担当者はプレゼン準備) 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 英語のアスペクトについて(プリント)(2)  (授業時間外の学習/ Assignments) プリントを読む:(プレゼン担当者はプレゼン準備) 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 英語論文を読む(論文の構成や書き方を学ぶ)  (授業時間外の学習/ Assignments) プリントを読む(プレゼン担当者はプレゼン準備):レポートアウトライン提出 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 英語論文を読む(論文の構成や書き方を学ぶ)  (授業時間外の学習/ Assignments) プリントを読む(プレゼン担当者はプレゼン準備) 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 卒論についての説明  (授業時間外の学習/ Assignments) 卒論について考える 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) Wrap-Upと全体の復習  (授業時間外の学習/ Assignments) レポート提出準備 

受講者の関心を踏まえて一部変更の可能性あり。最初の授業の時に確定したシラバスを配布する。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点  30%  出席,分担による発表,発表が当たっていない場合にも予習などの準備ができているか,授業で積極的に発言しているか,課題がきちんとできているか。 
学期末レポート  50%  授業で扱った内容などからトピックをみつけて各自でリサーチする。分量や形式等は学科の規定通 
り 
 
学期末試験  20%  授業で学んだ内容の理解度を確認する 

<テキスト/Textbook>

F. Ungerer, & H.-J. Schmid , An Introduction to Cognitive Linguistics ,  2nd edition .   (Pearson Education, 2006) .  ISBN:978-0-582-78496-3 

 

<備考/Remarks>

授業は対面授業とオンライン授業を組み合わせて行います。登録者の希望を聞き,第12回以降は,予定を変更する可能性があります。詳細は,9月の第1回目の授業の時に説明します。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
Copyright(C) 2020 Doshisha University All Rights Reserved. 無断転載を禁止します。