シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


10210324-005 

△Junior Seminar Ⅱ-5 (現代小説と翻訳における文化・ジェンダーの表現)
Junior Seminar II-5 -Cultural and Gender "Differences" in Literary Translation-
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  演習/Seminar

  藤井 光

<概要/Course Content Summary>

この授業では,引き続き現代アメリカ小説を取り上げつつ,翻訳という行為をめぐる文化的問題を考えていきます。言語間・文化間の交渉において「異文化」はどう保持されるべきか,翻訳者はどこまで原文に介入するべきなのか,あるいは,日本語の翻訳においてジェンダーと話法の問題はどう変化しつつあるのか,という問題を,非英語圏作品の英訳において生じる問題とも比較しながら検討していきます。未訳短編の翻訳にも挑戦します。

<到達目標/Goals,Aims>

卒業論文の執筆に向け,小説を論じる・翻訳の諸問題を考えるという作業をさらに深化させて,具体性をもった論述ができるようになること。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) Introduction  (授業時間外の学習/ Assignments) 授業の方針を理解し,学期の学習計画を立てること 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 翻訳と異文化(1):A Memoir of a Geishaと『さゆり』をめぐって  (授業時間外の学習/ Assignments) 指定された課題を読んでくること 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 翻訳と異文化(2):Ayse Papatya Bucak, "The Dead"  (授業時間外の学習/ Assignments) 指定された課題を読んでくること 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) Karl Taro Greenfeld, “Mickey Mouse”  (授業時間外の学習/ Assignments) 指定された課題を読んでくること 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 書評会  (授業時間外の学習/ Assignments) 書評の作成 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 翻訳とジェンダー(1):Exit Westと『西への出口』をめぐって  (授業時間外の学習/ Assignments) 指定された課題を読んでくること 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 翻訳とジェンダー(2):Thom Jonesの二冊の翻訳をめぐって  (授業時間外の学習/ Assignments) 指定された課題を読んでくること 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) Amy Bonnaffons, "The Wrong Heaven"  (授業時間外の学習/ Assignments) 指定された課題を読んでくること 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 課題制作発表  (授業時間外の学習/ Assignments) 指定された課題を作成してくること 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) Kimberly King Parsons, "Black Light"  (授業時間外の学習/ Assignments) 指定された課題を読んでくること 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) Ottessa Moshfegh, "A Better Place"  (授業時間外の学習/ Assignments) 指定された課題を準備すること 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 書評会  (授業時間外の学習/ Assignments) 書評の作成 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) レポート作成の準備  (授業時間外の学習/ Assignments) 期末レポートに向けての中間発表を各自が準備すること 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) レポートおよび翻訳の質問  (授業時間外の学習/ Assignments) 期末レポートに向けての中間発表を各自が準備すること 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) レポート提出および翻訳の質問  (授業時間外の学習/ Assignments) 書評の作成。レポートに向けての質問を準備すること 

受講者と相談の上,授業計画は変更になる可能性があります。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)  30%  個人発表と同時に,ディスカッションや書評会への積極的な参加など,クラス内課題への取り組みも重要な評価の要素です。 
期末レポート試験・論文  40%  英文読解の正確さ・問題設定および論理構成の妥当性を評価します。 
提出物  30%  翻訳を提出してもらいます。 

平常点に関しては,クラスでの議論を通じて,様々な意見や視点を吸収できているかどうかが重要です。 
中間レポートでは正確に英語を読み込めているかどうか,期末レポートでは授業での議論から独自の議論を深めたうえで論述できているかどうかが重要です。

<テキスト/Textbook>

適宜プリントを配布します。

<参考文献/Reference Book>

参考にすべき文献については,授業内でその都度指示します。

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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