2020年度

＜概要/Course Content Summary＞

　ギリシア・ローマ神話は聖書と並び，ヨーロッパ文化の根幹をなし，西洋の文学や美術を理解する上で欠かせないものです。例えば美術館に行って「キューピッドとプシュケ」という羽の生えた少年と，蝶の羽をもつ少女の絵を見て，「？」と思ったことや，映画『マトリックス』シリーズのペルセポネ，モーフィアスといった登場人物が，変な名前だと思ったことはありませんか？全ての答えは，神話の中にあります。　
　この授業では，実際の英文学作品での使用例を眺めつつ，代表的なギリシア･ローマ神話のエピソードを，絵画などの視覚資料も用いて学んでいきます。　
神話の知識があるだけで，西洋文化の理解がどれ程深まるのか，それを体感してもらえれば，と思っています。

＜到達目標/Goals,Aims＞

この授業のテーマは，英文学を理解するにあたって必要となる基本的なギリシア・ローマ神話を知ることです。神話を全く，またはほとんど知らないところから，一通りの基礎知識を身につけ，美術，映画，文学などに神話があらわれた時，「ああ，あの話だな」としっかり理解できるようにして，自分なりの解釈ができるようになるための土台を作ることが目標です。

＜授業計画/Schedule＞

実際の授業の様子を受けて，内容を変更したり入れ替えたりする可能性があります。

＜成績評価基準/Evaluation Criteria＞

＜成績評価結果/Results of assessment＞   成績評価の見方について/Notes for assessment

＜テキスト/Textbook＞

テキストは指定せず，プリントを配布します

＜参考文献/Reference Book＞

同じ本（翻訳）が，角川文庫や講談社学術文庫からも出ています。他の参考文献は授業中に適宜紹介します。

＜備考/Remarks＞

担当教員には，eclassのメッセージやメールで連絡可能です（メールアドレスはeclassで配布するシラバスに記載）