シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


30206226 

△日本文学史研究Ⅳ (『萬葉集』を読む)
Studies in History of Japanese Literature IV
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  大濱 眞幸

<概要/Course Content Summary>

我が国現存最古の“やまとうた集”『萬葉集』を,現在通行している四期区分説に従って読み進めることを通して,古代の人々の清新で豊かな「こころ」と「ことば」に迫ってみたい。 

<到達目標/Goals,Aims>

本講義を通して,日本古典文学特に上代文学研究の知識を深め,「問題意識,調査,分析,考察,統合」等,「正当な根拠を踏まえた問題の解決」を導き出す方法に習熟するとともに,受講生各自の問題意識をレポートにまとめることを通して,アカデミックな文章の一層の熟達を目指す。  

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 1  (内容/ Contents) 萬葉集を学ぶためにⅰ(名義・時代区分・部立等)  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習 
(実施回/ Week) 2  (内容/ Contents) 萬葉集を学ぶためにⅱ(音韻・表記等)  (授業時間外の学習/ Assignments) 復習 
(実施回/ Week) 3  (内容/ Contents) 第一期の作品を読む(雄略天皇歌・舒明天皇歌)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習 
(実施回/ Week) 4  (内容/ Contents) 第一期の作品を読む(額田王歌)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習 
(実施回/ Week) 5  (内容/ Contents) 第二期の作品を読む(柿本人麻呂の宮廷讃歌)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習 
(実施回/ Week) 6  (内容/ Contents) 第二期の作品を読む(柿本人麻呂の宮廷挽歌)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習 
(実施回/ Week) 7  (内容/ Contents) 第二期の作品を読む(柿本人麻呂の石見相聞歌)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習 
(実施回/ Week) 8  (内容/ Contents) 第三期の作品を読む(大伴旅人の歌)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習 
(実施回/ Week) 9  (内容/ Contents) 第三期の作品を読む(山部赤人の歌)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) 第三期の作品を読む(山上憶良の歌)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) 第三期の作品を読む(大伴坂上郎女の歌)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) 第四期の作品を読む(大伴家持の越中時代以前の歌)   (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) 第四期の作品を読む(大伴家持の越中時代の歌)   (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) 第四期の作品を読む(大伴家持の越中時代以後の歌)  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習 
(実施回/ Week) 15 
 
(内容/ Contents) 秋学期のまとめおよびレポート作成のために  (授業時間外の学習/ Assignments) 予習・復習 

※講義の進捗状況によって内容を変更する場合がある。また,各講義の最後に次回の講義内容を予告するので,指示された注釈書や論文などを読んでおくと理解が一層深まるであろう。  
 
※講義の資料は講義の時間割に即して《e-class》にUPする予定である。また資料のUPは《メッセージ》で連絡する。  

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

レポート  100%  受講生の「問題意識,調査,分析,統合」等,「正当な根拠を踏まえた問題の解決」をどれだけ論理的に文章化できているか,また,そこに受講生独自の見解が示せているかが評価のポイントとなる。 

※受講生の「問題意識,調査,分析,統合」等,「正当な根拠を踏まえた問題の解決」がどれだけ論理的に文章化できているか。

<テキスト/Textbook>

①坂本信幸・毛利正守編  『万葉事始』 (和泉書院) ISBN:978-4-87088-728-2  ※萬葉集に関する参考文献は多岐にわたるが,テキスト①は恰好の参考書一覧である。 

 

②井手至・毛利正守  『新校注 萬葉集』 (和泉書院) ISBN:1978-4-7576-0940-2  ※テキスト②については,既に所持している『萬葉集』のテキスト(例えば,佐竹昭広・木下正俊・小島憲之 
『補訂版 萬葉集 本文篇』塙書房 ISBN:8273-0081-Xや,鶴久・森山隆『萬葉集』(おうふう) 
ISBN:273-00019-9)など,1冊本原文付きのテキストであれば可。 

 

<参考文献/Reference Book>

※『萬葉集』の参考文献は多岐にわたるが,テキスト①『万葉事始』は手頃な参考文献一覧である。また,その他の参考資料については,《e-class》の講義資料に随時配信する。

<備考/Remarks>

※講義に関する連絡,問い合わせ,質問等は,《e-class》の《メッセージ》欄を使用する。 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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