シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


30206207 

△日本文学特講Ⅶ
Advanced Lectures in Japanese Literature VII
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  田中 励儀

<概要/Course Content Summary>

――泉鏡花の戯曲・演劇―― 
泉鏡花は大正期を中心に自ら戯曲を著すとともに,自身の小説が新派によって上演されることも多かった。自作上演時には演出者が脚色した台本に手を入れ,共同作業の一端を担った。演出者による再構成を原作者泉鏡花がどのように受け止め,改変に協力したのか。上演当時の演劇界の動向や新出資料の分析を通して明らかにする。 
 

<到達目標/Goals,Aims>

原作者と演出者との関係や,上演時の劇団事情・社会背景を理解し,文学のあり方を考察する。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 泉鏡花文学の概要の紹介  (授業時間外の学習/ Assignments) シラバスの通読 
(実施回/ Week) 2 
 
(内容/ Contents) 泉鏡花戯曲の概要の紹介  (授業時間外の学習/ Assignments) シラバスの閲読 
(実施回/ Week) 3~4 
 
(内容/ Contents) 幻想戯曲「夜叉ヶ池」の研究  (授業時間外の学習/ Assignments) 当該作品の事前閲読 
(実施回/ Week) 5~7  (内容/ Contents) 新派初演「夜叉ヶ池」台本と原作者泉鏡花との関わり  (授業時間外の学習/ Assignments) 当該作品の事前閲読 
(実施回/ Week) 8~9 
 
(内容/ Contents) 花柳小説「通夜物語」の研究  (授業時間外の学習/ Assignments) 当該作品の事前閲読 
(実施回/ Week) 10~12  (内容/ Contents) 新派再演「通夜物語」台本と原作者泉鏡花との関わり  (授業時間外の学習/ Assignments) 当該作品の事前閲読 
(実施回/ Week) 13~15  (内容/ Contents) 花柳小説「白鷺」をめぐる田島金次郎と泉鏡花との関わり  (授業時間外の学習/ Assignments) 当該作品の事前閲読 

取り上げる作品,講じる作品の順序は,受講生の関心や論述の都合によって変更する場合がある。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点  40%  毎回出席したうえで,積極的に討論に参加すること。 
期末レポート試験  60%  講義のテーマに関わるレポートを,枚数制限なしに課す。 
特記事項    やむをえず欠席する場合は,必ず連絡すること。 

<テキスト/Textbook>

泉鏡花  『夜叉ヶ池・天守物語〈岩波文庫〉』 (岩波書店) 生協  ISBN:978-4-00-310273-8 

 

  他に,コピー,プリントを使用。 

 

<参考文献/Reference Book>

  授業時に指示する。 

 

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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