<概要/Course Content Summary>
主としてヨーロッパ近現代史を専攻する者の指導を行う演習である。 授業では,引き続き博士論文執筆に向けて適切な一次史料を選択し,読みこなすことができるように指導することを心がける。初回の授業で,各受講者が分析してゆく史料を改めて確認し,2 回目以降の授業では,受講者が分析している史料の研究上の意義と,その史料から読み取れることを口頭で報告し,これに対して,参加者全員による議論を行う。この口頭発表・議論を通して,史料をどのように博士論文に活用できるのかを考えてゆく。また,博士論文作成の過程で重要となる学会発表や学術論文の執筆について具体的な指導も行う。 なお,受講者には,博士課程前期の西洋近代文化史特講Ⅰ,西洋近代文化史特講Ⅱ,西洋近代文化史演習にも出席し,研究の幅を広げることが強く求められる。 また,博士前期課程の院生にも,研究方法を習得する機会として出席を求める。
<到達目標/Goals,Aims>
学生が博士論文執筆に必要な一次史料を適切に選択し,史料を読みこなすことができるようになる。
<授業計画/Schedule>
(実施回/ Week)
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(内容/ Contents)
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(授業時間外の学習/ Assignments)
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(実施回/ Week)
1
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(内容/ Contents)
オリエンテーション
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(授業時間外の学習/ Assignments)
予習として研究課題の確認
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(実施回/ Week)
2~14
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(内容/ Contents)
史料に関する研究報告
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(授業時間外の学習/ Assignments)
発表準備,発表の反省
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(実施回/ Week)
15
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(内容/ Contents)
まとめ
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(授業時間外の学習/ Assignments)
自分の研究へのフィードバック
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受講生の研究進度などの事情によっては変更することがある。また,対面授業が不可能になった場合は,テレビ会議による授業に切り替える。
<成績評価基準/Evaluation Criteria>
平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)
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80%
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史料の選択,史料の内容の理解,学会研究口頭報告・議論ができるような発表と議論をする能力
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期末レポート試験・論文
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20%
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史料を利用した研究の進捗,論文執筆ができるような文章力
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平常点:史料に基づいて論理的な口頭発表をする。わかりやすい発表資料を作成する。 期末レポート試験・論文:史料に基づいて論理的で学術的価値のある文章を執筆する。
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