シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


30201244 

△教育哲学特講Ⅱ (現代欧米の教育哲学とその受容)
Special Studies in Philosophy of Education II
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  隈元 泰弘

<概要/Course Content Summary>

コールバーグ理論の日本への受容と道徳教育の現場への適用を中心問題として,戦後の日本における教育哲学研究史を展望する。コールバーグは心理学分野におけるピアジェの後継者という位置づけから,日本ではまず教育心理学分野で研究された。さらに道徳教育分野で道徳性の発達という観点からそのモラルジレンマ授業が導入された。ヨーロッパでは,ハーバーマスがコールバーグ理論の意義を倫理学と心理学とを統合して「善さ」の発達に関する新たな理論を構想した点に認めたが,それを起点に日本でも教育哲学分野での研究が展開された。本講では,日本におけるコールバーグのこのような広範な受容をその教育哲学を中心として考察する(以上Ⅰ,Ⅱ共通)とともに,戦後の日本における教育哲学研究を道徳教育思想の展開という視点から見直す。  
なお,講義科目ではあるが,受講者の授業参加を重視し,演習に準じた方法で進める。

<到達目標/Goals,Aims>

・コールバーグ理論における道徳性の発達と教育実践との関連並びにその諸問題を理解できるようになる。  
・コールバーグの道徳教育思想を戦後の日本の道徳教育思想研究の展開の中に適切に位置づけ,同時に日本の道徳教育思想の研究史を理解する 

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) (内容/ Contents) オリエンテーション  (授業時間外の学習/ Assignments) 各自の研究課題を発表できるようにしておく。4時間程度の学習成果として準備する。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 日本におけるコールバーグ研究の意義と問題  (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを事前に読み,当該テーマについて発表できるようにする。事後講義内容を整理して理解する。各2時間程度の学習を必要とする。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) コールバーグ理論における道徳性の発達   (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを事前に読み,当該テーマについて発表できるようにする。事後講義内容を整理して理解する。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 道徳性発達における普遍性と相対性  (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを事前に読み,当該テーマについて発表できるようにする。事後講義内容を整理して理解する。各2時間程度の学習を必要とする。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 道徳性の認知発達理論とその批判  (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを事前に読み,当該テーマについて発表できるようにする。事後講義内容を整理して理解する。各2時間程度の学習を必要とする。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) モラルジレンマ授業の構想と教育実践における展開  (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを事前に読み,当該テーマについて発表できるようにする。事後講義内容を整理して理解する。各2時間程度の学習を必要とする。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 道徳教育におけるモラルジレンマ授業の意義と問題  (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを事前に読み,当該テーマについて発表できるようにする。事後講義内容を整理して理解する。各2時間程度の学習を必要とする。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 日本の道徳教育思想研究史の概観  (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを事前に読み,当該テーマについて発表できるようにする。事後講義内容を整理して理解する。各2時間程度の学習を必要とする。 
(実施回/ Week) (内容/ Contents) 日本の道徳教育思想研究史におけるコールバーグの位置づけ  (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを事前に読み,当該テーマについて発表できるようにする。事後講義内容を整理して理解する。各2時間程度の学習を必要とする。 
(実施回/ Week) 10  (内容/ Contents) コールバーグ文献講読  (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを事前に読み,当該テーマについて発表できるようにする。事後講義内容を整理して理解する。各2時間程度の学習を必要とする。 
(実施回/ Week) 11  (内容/ Contents) コールバーグ文献講読  (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを事前に読み,当該テーマについて発表できるようにする。事後講義内容を整理して理解する。各2時間程度の学習を必要とする。 
(実施回/ Week) 12  (内容/ Contents) コールバーグ文献講読  (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを事前に読み,当該テーマについて発表できるようにする。事後講義内容を整理して理解する。各2時間程度の学習を必要とする。 
(実施回/ Week) 13  (内容/ Contents) コールバーグ文献講読  (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを事前に読み,当該テーマについて発表できるようにする。事後講義内容を整理して理解する。各2時間程度の学習を必要とする。 
(実施回/ Week) 14  (内容/ Contents) コールバーグ文献講読  (授業時間外の学習/ Assignments) テキストを事前に読み,当該テーマについて発表できるようにする。事後講義内容を整理して理解する。各2時間程度の学習を必要とする。 
(実施回/ Week) 15  (内容/ Contents) まとめ  (授業時間外の学習/ Assignments) 講義で学んだ事柄を整理し,発表できるようにしておく。4時間程度の学習成果として準備する。 

授業計画はおおよその目安である。

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点  50%  予習と発表を重視する。 
レポート  50%  論文としての要件を満たしていること。 

授業中での発表とレポート試験で評価する。

<テキスト/Textbook>

Lawrence Kohlberg , Essays on Moral Development. Vol.I :  The Philosophy of Moral Development ,  1st ed. .   (Harper & Row, 1981年) .  ISBN:0-06-064760-4  本テキストはすでに絶版のため,コピーで対応する。  

 

テキストは担当者が準備して授業で配布する。

<参考文献/Reference Book>

佐野安仁・吉田謙二(編)   『コールバーグ理論の基底』初版  (世界思想社、1993年)ISBN:4-7907-0475-0 テキストは担当者が準備して授業で配布する。  
 

他の参考文献については,適宜授業中に指示する。

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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