シラバス
※学期中に内容が変更になることがあります。

2020年度


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△グローバル社会研究2 (グローバル社会と移民問題)
Study of the Global Society 2 -Global Society and Migration-
2単位/Unit  秋学期/Fall  今出川/Imadegawa  講義/Lecture

  内藤 正典

<概要/Course Content Summary>

移民が定住した後の諸問題について,ヨーロッパ各国の事例を比較しながら検討し,問題への理解を促すことが講義の目標である。特に,異なる宗教(イスラーム)を背景とする移民と受け入れ社会側との摩擦の問題に焦点を当て,①政教分離問題,②公教育での宗教の問題,③イスラーム・フォビア(イスラームに対する嫌悪),④メディアでのイスラームに関する問題の4つの問題を考察していく。その際,多文化主義を採るイギリスやオランダ,世俗主義(ライシテ)の原則をもつフランス,キリスト教に法的特権を与えているドイツという三国を主要な対象地域とする。

<到達目標/Goals,Aims>

国境を越えた人の移動というグローバルな現象によって発生した問題のなかで,特に文化(宗教,民族など)的背景の相違によって生じる問題の構造を検討する。具体的にはヨーロッパにおけるイスラームの問題に焦点を当てる。

<授業計画/Schedule>

(実施回/
Week)
(内容/
Contents)
(授業時間外の学習/
Assignments)
(実施回/ Week) 第1回  (内容/ Contents) 講義の目的と概要(ヨーロッパにおけるムスリム移民に関する問題とは何か)  (授業時間外の学習/ Assignments) 与えられたテーマについて検討し,指示された文献を精読する 
(実施回/ Week) 第2回  (内容/ Contents) ヨーロッパにおけるムスリム移民の歴史と現状  (授業時間外の学習/ Assignments) 上に同じ 
(実施回/ Week) 第3回  (内容/ Contents) ムスリム移民は,なぜヨーロッパで覚醒したのか  (授業時間外の学習/ Assignments) 上に同じ 
(実施回/ Week) 第4回  (内容/ Contents) ヨーロッパ(主としてEU加盟国)における宗教と公的領域の関係  (授業時間外の学習/ Assignments) 上に同じ 
(実施回/ Week) 第5回  (内容/ Contents) ドイツにおけるムスリム移民の問題(1)公教育における宗教教育の問題  (授業時間外の学習/ Assignments) 上に同じ 
(実施回/ Week) 第6回  (内容/ Contents) ドイツにおけるムスリム移民の問題(2)スカーフ論争のドイツ的文脈  (授業時間外の学習/ Assignments) 上に同じ 
(実施回/ Week) 第7回  (内容/ Contents) オランダにおけるムスリム移民の問題(1)多文化主義が保証したものとしなかったもの  (授業時間外の学習/ Assignments) 上に同じ 
(実施回/ Week) 第8回  (内容/ Contents) オランダにおけるムスリム移民の問題(2)リベラル派の反イスラーム感情  (授業時間外の学習/ Assignments) 上に同じ 
(実施回/ Week) 第9回  (内容/ Contents) デンマークにおける預言者ムハンマド風刺画事件  (授業時間外の学習/ Assignments) 上に同じ上に同じ 
(実施回/ Week) 第10回  (内容/ Contents) フランスにおけるムスリム移民の問題(1)ライシテとイスラームの不整合  (授業時間外の学習/ Assignments) 上に同じ 
(実施回/ Week) 第11回  (内容/ Contents) フランスにおけるムスリム移民の問題(2)大都市郊外の移民集中地区  (授業時間外の学習/ Assignments) 上に同じ 
(実施回/ Week) 第12回  (内容/ Contents) 9・11はヨーロッパのムスリム移民に何をもたらしたか  (授業時間外の学習/ Assignments) 上に同じ 
(実施回/ Week) 第13回  (内容/ Contents) ヨーロッパとイスラームの過去と現在  (授業時間外の学習/ Assignments) 上に同じ 
(実施回/ Week) 第14回  (内容/ Contents) ヨーロッパはイスラームの何を誤認してきたか  (授業時間外の学習/ Assignments) 上に同じ 
(実施回/ Week) 第15回  (内容/ Contents) 宗教間の共生について,日本はヨーロッパの事例から何を学ぶべきか  (授業時間外の学習/ Assignments) 上に同じ 

<成績評価基準/Evaluation Criteria>

平常点(出席,クラス参加,グループ作業の成果等)  50%  討論への参加,資料探索の的確性 
期末レポート試験・論文  50%  立論の的確性 

講義と討論を組み合わせて授業を進めるので,授業への参加の積極性を重視し平常点(50%) 
期末のリポートを50%として評価する。 

<テキスト/Textbook>

  適宜指示する 

 

適宜配布

<参考文献/Reference Book>

  適宜指示する 

 

適宜配布する

 

お問合せは同志社大学 各学部・研究科事務室まで
 
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